招き猫先生の『ことちか日記』H30 1/30

国公立大学二次個別指導が続いている。長年、受験国語どっぷりの生活を送っていた吾輩にとっては「腕が鳴る」内容なのである。

いきなりで恐縮であるが、本日の授業で、「あの社会革命は半ば以上、日本の内発的な変化だったのである。」という一文について「傍線部をどういうことか説明せよ。」という問いがあった。

このような「言い換え」の問いの場合、全体を言い換えるのではなく、傍線部の構造に沿って各部分をふくらませることがセオリーとなる。

よって、まずは「あの社会革命」を言い換えることになる。

面白いのは、ここで現在中1諸君と学んでいる「再話」の「いつ・どこ・だれ・どのように・なぜ」という問いかけによる思考ルートを使うことなのである。

「あの社会革命」について吾輩は問う。いつ?→明治期、どこ?→日本、日本の何?→産業化、どんな産業化?→急速な産業化、などとやるわけである。

これによって解答のスタート「明治期の日本の急速な産業化は」が完成する。これでこの問いの配点の三分の一を確保できる。

愛する中1諸君!まだまだ遠く霞んで見えないだろうが、今の学びが5年後の勝負につながっているのだよ。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 1/29

先週土曜日は「長崎日大高校同窓会」の役員会~新年会であった。

昨秋11月12日の創立50周年記念「大同窓会」は、1回生からすべての回生が参加するという史上初、そして史上最大!大盛況の卒業生大集合となった。

その熱が冷めないまま、年末年始のクラス会や学年ごとの同窓会も例年になく活発に催されているようだ。

あの頃があったから今がある。みんながいたから今がある。それぞれの回生にそれぞれの長崎日大があるだろう。しかし、それは異なるものではなく、連綿とそして永遠に続いていくものなのである。

長崎日大を動かす最大のエネルギーは「生徒諸君の熱い思い」であり「保護者様の愛情」である。しかし、それに勝るとも劣らないパワーは「卒業生の誇り」である。

本日の画像は「大同窓会」当日の記念写真等をまとめたDVDである。できれば学園のHPなどで広くご披露したいものだが、それはなかなかに難しいご時世である。

「ご興味のある卒業生の皆様は各地区の支部長の皆様か、同窓会事務局まで」とのことであった。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 1/28

1/26に出した「ねじれ文の修正」の解答である。

①新しい計画で問題なのは、実行に移すのがとても困難です。
②急に新しいシステムに変更したのは、他の会社がそのシステムを採用しそう
 だったから変更した。
③新製品は、女性にはよく売れましたが、男性にはよくありません。
④井戸から引いた水を、庭に作った川に一時間ほどチョロチョロ流れた。

この①~④の「気持ちがいい」くらいに「気持ちの悪い」ねじれ文を修正してみたい。

①は、問題なのは に対する述語がない。困難で ではなく、困難なことです
とすることで整う。
①の解答 新しい計画で問題なのは、実行に移すのがとても困難なことです。

②は、変更したのは という主語と 変更した という述語がうまく対応していない。理由を述べているのだから採用しそう だったから で充分である。
②の解答 急に新しいシステムに変更したのは、他の会社がそのシステムを採用しそうだったからだ。

③は「重文」といわれる構造になっている。新製品は という主語に対してよく売れましたが はうまく対応しているがよくありません は対応していない。よってこの部分を売れなかった 内容にすべきである。
③の解答 新製品は、女性にはよく売れましたが、男性にはあまり売れませんでした。

④は、水を流れた がかみ合っていない。流れた流した にするか、水を
水が にするかのどちらかで整うことになる。
④の解答井戸から引いた水を、庭に作った川に一時間ほどチョロチョロ流した。
④の別解井戸から引いた水が、庭に作った川に一時間ほどチョロチョロ流れた。

今回の例題は後藤禎典さんの『上手な文章を書きたい!社会人のための文章力トレーニング』からの引用である。今回のような比較的容易なものからなかなか骨のあるものまで練習問題が50題掲載されている。

長崎日大の中高生諸君にとってはかなり有益な内容である。国語の授業や日常の中に反映させていきたいものである。
   
本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 1/27

「寒いねーっ」「ホントに寒いねーっ」という言葉が挨拶がわりになっている今日この頃である。

画像は昨秋に植えたチューリップの球根のプランターである。白く写っている名札のようなものは生徒ひとりひとりの球根に目印としてつけてある。うまくいけば生徒数分のチューリップが咲くのである。

聞くところによると、どの球根からどんな色や形の花が咲くかは、背が高い・低いなども含めてわからないそうだ。それもまた味わいがあって「よろし」である。

日大中では伝統的に技術家庭科の栽培の授業において、新年度の入学生歓迎の気持ちを込めてチューリップを栽培している。4月の入学式では会場となる体育館の前に並べるのである。

「雪に耐えて梅花麗し」とは大河ドラマの主人公として取り上げられている西郷隆盛の言葉であるが、寒さに耐えて色々な形や色の花を咲かせる日大中のチューリップもこれまた麗しいのである。

春が楽しみである。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 1/26

現在、国公立大学の二次個別や私大の一般入試に向けての指導が続いている。

センター試験でかなりの高得点をマークした生徒であっても、小論文や論述形式の問題に対して、いざ書いてみると結構とまどっていることも少なくない。

昼休みや放課後の空き時間を利用して中学生でよくやるトレーニングの【例題】を出してみると高校3年生でも「ンッ!」と一瞬考えてしまうこともある。

【例題】私の将来の夢は看護師になって病気の人を救います。
この文を、主語と述語が正確に対応する文に修正しなさい。ただし、主語は「私の夢は」にすること。

高校生であればある程度はすぐに反応できる問いであろう。しかし、厳密に言えばそれほど簡単なものではない。この文の主語を「私の夢は」にするということは、私の夢が何であるかを語る文にするということである。では夢は何か?「看護師」ではなく「看護師になること」である。しかし、看護師になるだけでなく「病気の人を救いたい」のである。

【解答】私の夢は、看護師になって、病気の人を救うことです。

では、さらに例題である。
①新しい計画で問題なのは、実行に移すのがとても困難です。
②急に新しいシステムに変更したのは、他の会社がそのシステムを採用しそう だったから変更した。
③新製品は、女性にはよく売れましたが、男性にはよくありません。
④井戸から引いた水を、庭に作った川に一時間ほどチョロチョロ流れた。

実に「気持ちの悪い」ねじれ文である。さて、これは気持ちの良い文に修正してみたい。拙ブログご覧の皆様、いかがだろうか。解答は次回!

本日はここまで。

 

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