招き猫先生の『ことちか日記』H28 1/17

大学入試センター試験2日目である。昨日に引き続き、長崎大学文教キャンパスにきている。昨日も本日も長崎日大のセンター試験受験予定者は全員、各々の試験会場に向かって行った。


六年制コースや明倫館の寮生など6年間、3年間を見てきた生徒たちがいよいよセンター試験に挑む。吾輩の胸にジーンと響くものがある。一貫生や寮生に限らず、すべての生徒が無事に受験を終了すること、日頃の力を遺憾なく発揮することを願う。

センター試験の会場を歩いていると旧知の他校の先生方と再会する。10年前、20年前からライバルとして刺激しあう仲間として競いあってきた間柄である。お互い齢五十を過ぎてもセンター試験は血が騒ぐ。

ここのところ中学生を担当している吾輩が最後に高校3年生の受験国語を担当したのは4年前になる。英語の宮口先生、数学の井上先生と国語の吾輩とで高校3年間、鍛えに鍛えた六年制コースであった。最終的に、長崎大学医学部医学科2名、秋田大学医学部医学科、大阪大学、神戸大学、九州大学など確かな進路実績を残す学年になった。

しかし、センター試験当日はかなり緊張していた。宮口、井上の両担任も心配顔であった。

その時、吾輩は生徒たちに言った。「すごく緊張していると思う。しかし、ものすごく緊張してセンター試験を受けるレベルまで頑張ってきた自分を誇りに思え」これだけだった。 それまでに費やしてきた時間と努力の度合いが緊張の度合いに比例する。半端な取り組みの人の言う緊張とは質が違うのである。

今後、後に続く後輩諸君も最高に緊張して、それを克服して、ベストを出すようなたくましい集団に成長していってほしいものだ。

本日はここまで。

 


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招き猫先生の『ことちか日記』H28 1/14

明治書院の『道徳教育』に、「心にジーンと響く道徳授業の言葉事典」という特集が掲載されていた。

「ああ、いい言葉だなぁ」と感じる言葉が紹介されていたが、吾輩の目に留まったのは、ある小学校の先生の実践報告のページの以下の文章であった。

「なぞりと確認の国語授業はだめだ」と野口芳宏先生(容易に、どんな人だとは語れないが、著名な国語教育・道徳教育・家庭教育の権威で、「日本教育再生機構」の代表委員を務めていらっしゃる。「鍛える国語教室研究会」「授業道場野口塾」などを主宰している、吾輩も恐れ入る先生である。)は言われる。そこには新たな気づきも、思考の深まりも、授業としてのおもしろさもないからだ。(中略)

では、何が必要か。一つは深い感動である。もう一つは思考が刺激されることである。さらにもう一つは、より高次の判断を迫られることである。

では、それらは何によってもたらされるか。一つは優れた資料である。感動的で勇気の出るエピソードがあれば、発問も指示もいらない。もう一つは子どもの既成概念をくずす着想と優れた発問である。問うことによって新たに気づかせ考えさせたいのである。

上記の文章を読んでいて、自らの拙い授業を省みつつ、特に「感動的で勇気の出るエピソードがあれば、発問も指示もいらない。」というあたりが、吾輩にとって特に印象的であった。

なぜなら、ここ3~4年、中学生の国語を担当していて「大人が思っている以上に、子どもはいい話が好き」ということを実感・痛感しているからである。

『13才からの道徳教科書』という書籍の巻頭にも、道徳教育の一つの道は、私たちが「美しい」と感じるような話を子どもたちに伝えることではないかと思います。健全な少年少女にとって、美しい、ためになる話は、同時に面白いのです。教室で偉人の話をすれば、子どもたちの目は必ず輝くはずです。私たちは世界中の美しい話、いい話、そして特に日本人の行った素晴らしい話を子どもたちに伝えるべきでしょう。と渡部昇一先生(上智大学名誉教授、「道徳教育をすすめる有識者の会代表世話人」)の言葉が掲載されている。

言葉にしても、ストーリーにしても、戒めから癒しまで取り揃えて、生徒諸君に提供していきたいものである。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H28 1/13

昨日は、校内実力考査だった。今回のテストは冬休みの課題の定着と取り組みの度合いをはかる内容であった。愛する中一諸君は懸命に取り組んでいたが、いつもとは違い苦戦する生徒が多かったようである。

それもそのはず、吾輩は、いつもの定期テストなどでは、学級・学年平均を70点程度にするように作成する。よく取り組んでくれる中一諸君の場合、多少難しくしても平均が75点~80点くらいになり、驚くことがある。

今回は、平均点を約半分、50点くらいに想定して作ってみた。結果は、51、4点、良い意味でも悪い意味でも予想を裏切らないものだった。

吾輩は、今日の授業で語った。
テストの点数を嘆く必要はない。
「宿題を終わらせること」を自分の目標にしてはいけない。
「何のためにこの課題をやるのか」をしっかり考えて取り組むことが大切なんだ。たとえできなくても、何も心配いらない。今君たちにとって必要なのは「落ち着くこと」「考えて取り組むこと」「連絡をよく聞いてて、良い準備をすること」この三つだけだ。

最後の「連絡をよく聞いて」が吾輩を悩ませるポイントである。愛する中一諸君は、「連絡を聞く」「連絡プリントを読む」「予定を確認して、準備する」ということが、まだまだ苦手である。
吾輩はほぼ毎日、以下の「ことちか連絡」というものを配布しているが、その「ことちか連絡」を読むのを忘れましたという少年少女がいる。まあかわいいのではあるが、いつまでもそれではいけない。怖い顔で戒めたり、笑って許したり、硬軟取り混ぜて対応し、成長を促している。それもまた楽しい(笑)。

本日分をお見せしよう。

 


ことちか連絡1/13(水)

 

金曜日の授業は、
日本語検定対策冊子の続きです。
冊子忘れないように。 

 

課題は、
日本語検定4級の冊子
来年の「全員合格」を目指して頑張ろう。

 

金曜日の朝テストは、
校内実力テストの確認です。
落ち着いて一つ一つを見直しておこう。

大切なことは、課題を終わらせることだけを目標にすることではない。「何のために」何を、どのように、いつまでにやるのが自分にとっていいのかを考えて取り組む習慣をつけることが今の君たちにとって一番大切なんだ。


君たちは全員すばらしい。
でも、そのすばらしさはそれぞれ違う。
比べるのは周りの人ではなく、これまでの自分であり、昨日の自分であり、今日の自分だ。

落ち着いて確実に成長して行こう。

 


と、こんな感じである。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H28 1/12

12月に受検した「日本語検定5級」の結果が戻ってきた。日本語検定の受検級の目安は、

5級 小学校高学年・中学校前半
4級 中学校後半・高校生
3級 高校生・大学生・社会人となっている。
※2級以上は、漢検1級などと同様かなり専門的(マ
 ニアック)な世界となる。よって、3級までは全員
 で取得を目指したい。

今後の目標は、中二で4級取得、中三で3級取得である。中二の4級はともかく、中三での3級はかなり厳しい。しかし、だからこそ狙う価値がある。

さて、今回の結果はどうだったかというと、
今回の受検した中一は全部で89名、
5級に認定されたのは83名、
不合格者は0名であった。
「えっ、あとの6名は?」と思われた方も多いだろう。

日本語検定のシステムは次のようになっている。
5級認定  総合得点率70%以上
5級準認定 総合得点率60%以上
ただし、各分野別に60%以下の得点率の部分があると5級認定はされず、
50%以下の得点率の部分があると準5級認定はされない。つまり、極端にできの悪い分野があると全体では70%以上の正答率であっても認定されない。
幸いに、今回受検した中一89名は全員正答率70%以上であった。しかし、ある分野において正答率60%を切った問題があったため、認定ではなく、準認定となった人が6名いた。準認定は、不合格にあらず、次回は4級にチャレンジしてよいというお墨付きだということだ。

中二では、日本語検定4級全員合格を目指したいものだ。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H28 1/11

本日は成人の日である。今年、成人式を迎えるのは平成7年生まれの卒業生となる。何人かの卒業生が挨拶に来てくれた。彼らが中学2年のときに吾輩は中学校を担当することになったと記憶している。よくぞここまで成長したなと感慨深いものだ。

彼らは、長崎日大中学校の学びの中心となっている「GEP(グローバル・エドュケーション・プロジェクト)」の第一期生である。この取り組みは、力野校長が中学校の教頭を務めていた当時、企画・立案したものである。 

その後、その時々の担当者や生徒たちの頑張りによって、現在まで年々その内容は進化している。中でも、高校2年次の「オーストラリア語学研修」は現地の受け入れ先であるバノラポイントハイスクールとホストファミリーのご協力もあり、年々安心・安全に異文化と英語による生活と学びを体験する
イベントとして充実してきている。

何を隠そう吾輩も、前述の今年成人式を迎えた生徒たちと初めての「オーストラリア語学研修」に参加した。今を去ること3年前である。

何から何まで初めてであったが、本校の頼もしいALTの一人であるブラッドリー先生(オーストラリア出身)や現地の先生たち、ホストファミリーの皆さんのご尽力により、安全・安心・快適に2週間を過ごすことができた。

 

旅行中、17歳という若い感性を有している時代にこのような体験ができるのがうらやましいなと感じていた吾輩だった。

そのときの17歳の面々がもう二十歳である。歳月人を待たず。月日のたつのは早いものである。愛する中一諸君にも明日言おう。

「少年老い易く学成り難し、
   一寸の光陰軽んずべからず。」である。

本日はここまで。

 

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