招き猫先生の『ことちか日記』H30 12/23

昨日に引き続き、漢文についてである。

受験の国語においての「漢文」の存在は特異なものであり、特に「センター国語」においてはその得点源として有効である。というのは巷間よく耳にする言葉である。

吾輩が、長崎日大の国語科の先生方が「漢文」に力を入れるのもそこに根拠があるのだが。もうひとつ、大切なことがある。それは「漢文」は「日本語の源流」であるということだ。なんだかんだ言っても「漢字・漢文」によって「日本の書き言葉」の礎が形成されたのは確かである。

よって「漢字・漢文」をしっかり学び、味わうことは「受験対策」というよりも「文化的な体験」として重要なことなのである。

古の日本人、歴史上の偉人とされる方々が創作した「日本漢文」も多く残っている。例えば、今年の大河ドラマで改めて注目された西郷隆盛の『偶成』という漢詩である。

偶成
幾歷辛酸志始堅 丈夫玉碎恥甎全
我家遺事人知否 不爲兒孫買美田

訓読してみよう。

幾たびか辛酸を歴(へ)て 志始めて堅し
丈夫 玉と砕くるも 甎全を恥づ
我家の遺事 人 知るや否や
児孫の為に美田を買はず

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 12/22

昨日の終業式を終えて、3連休である。空手の試合の会場設営や体育館での練習がちらほら見えるが、遠征や対外試合等に出かけた部活動も多く、本日は比較的静かな長崎日大である。

さて、吾輩は12/25(火)からの冬季進学講座に向けての教材準備に取り組んでいる。

先般、拙ブログでお話ししたように、今回の講座は『漢文特集』である。
吾輩の持ちネタとして『センター漢文必勝講座』というものがある。一昨年は高校3年生の正月、センター直前の進学講座、昨年は夏の学習合宿の国語のコマで実施した。内容は年々取捨選択を繰り返しているのだが、大筋はほとんど変えていない。

「その御利益のほどは」と聞かれても個人差があると思うのだが、おおむね好評である。「センター漢文の選択のやり方が定まりました。」とか、「知識の整理ができました」、「満点取れました」などと、反応は様々である。

理想としては、『センター漢文必勝講座』を「ふむふむ、そうそう、そうだよね」という感じで自己確認に使っていただくのが良いと思う。今回の『漢文特集』はそのための基礎作りである。

愛する1年1組、2組諸君にはいつも言っている。高校1年生では「確かな知識をひとつでも多く身につけること」、高校2年生では「その知識を広げ、体系化することと応用すること」、高校3年生では「その知識と応用をいつでも取り出せる引き出しに整理しておくこと」が大切なのである。

よって、今回のテーマは「確かな知識をひとつでも多く!」なのである。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 12/21

もはや長崎日大の名物となった、終業式の至誠推進主任講話である。

一般的に、終業式などで「生徒指導の話」とアナウンスされると「あーっ」とため息ともブーイングともつかぬ声が聞こえることがあるだろう。

しかし、長崎日大の場合は違う。
至誠推進主任の肥田先生が登場するとそれまで以上に生徒諸君の顔が挙がるのである。卓越した話術と興味をそそるパワーポイントの展開が生徒諸君のみならず、吾輩たち教員も「今日はどんな話かな」と期待してしまう。

いつも言うことだが、講話中に生徒諸君の笑顔や笑い声がでる生徒指導講話は世に稀なのではないだろうか。しかも最後は自然発生的な拍手で終わるのである。

肥田先生のお話は「生徒の皆さんは私の宝物です。皆さんどうもありがとう。」で締めくくられた。

話術やパワーポイントのせいではなく、生徒諸君を引きつけるのは、このハートかなと吾輩は思った。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 12/20

本日、2学期最後の授業である。

愛する高校1年1組・2組の皆さんとの楽しい授業も終了である。
が、しかし、来週火曜日12/25から12/28までは4日間の冬季進学講座が待ち受けている。

吾輩が嬉しいのは、1組・2組ともに1日2コマもらえることである。4日間で計8コマ、充分な「特集」ができる。

今回計画しているのは「漢文特集」である。
世に「漢文」を苦手としている高校生は少なくないだろう。生徒に言わせると「あの漢字のかたまりを見るだけで心が折れるんですよ。」ということだ。

生徒諸君そう嘆くことなかれ。である。
「漢文を制する者、受験国語を制す」なのである。

今後、「漢文」について語ってみたい。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 12/19

本日の3校時、国語科の若手教員である鹿田浩太郎先生の公開授業が実施された。

3学期に予定している「研究授業」に先駆けての、まずは第一弾!というところだろうか。公開授業後の反省会のために、鹿田先生の授業を見学しつつ、様々に考えた。

授業は漢文で、教材は『漁父之利』を使用していた。細かい部分は他の先生たちにお任せするとして、吾輩が伝えようと思ったことがある。

常々、公開授業・研究授業を見学して感じるのは、
①公開授業・研究授業のための「特別」なものであってはならない。
②「本時の目標」をより明確・確実なものとしなければならない。
この2点である。

漢文の授業であれば、ひとつひとつの教材を通して修得する知識の出題頻度は他教科、他分野(現代文・古文)と比較しても非常に高い。また、「覚えておかなくてはならない知識」の量は圧倒的に少ない。

漢文の授業にありがちな、「音読→書き下し文→口語訳→内容理解」という流れは悪くないのだが、それだけでは物足りない。

学習指導要領等の目標・目的に則ることは大前提であるが、そこに、今後に活かせる有用性を持つ知識の修得を加えたい。そのためには当然、
そのクラスが何を目指して学んでいるのか?
その授業がどこに向かって取り組んでいるのか?

さらに言えば、そのコースが、その学校が「何を目指しているのか?」を意識し、落とし込んだものでなくてはならないのである。
「そこまで大げさな」ということなかれ。である。

最後に、本日の公開授業に協力してくれたプログレスコース1年9組の皆さんの授業態度や反応は素晴らしく、非常に良い雰囲気を感じる学級であったことを特筆しておきたい。

本日はここまで。

 

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