招き猫先生の『ことちか日記』R1 10/17

職員室の前の掲示スペースに貼ってある「今月の言葉」に目がとまった。
内容もいい言葉が書かれていたが、「おそらく、書道の末竹先生が好きな言葉だろうな。」と思ったのである。

その言葉とは「自己の信念には勇気を持つべし。他人の意志には尊敬を持つべし。」というものである。そして、これは、原田観峰さんの言葉である。

原田観峰と聞いて、すぐ反応できる人は少ないかもしれないが、知る人ぞ知る素晴らしい人物なのである。

ご紹介しておこう。
1911年、福岡県山門郡瀬高町(現みやま市)に生まれる。
32歳までを東京で過ごし、様々な職を経験。戦後、故郷で幼稚園を開園したことから、教育者としての人生が始まった。
昭和28年、西日本書道通信学会を創立し、「正しい文字・美しい文字」の普及活動を展開、平成7年に亡くなるまで、多くの受講者のため、手本執筆と講習会等に奔走し、その半生を書道教育に尽くした。

つまり、書道家としてもすごい人なのだが、書道の普及や幼児教育の面においても世のため、人のために尽力した素晴らしい人物なのである。

末竹先生も書道を学ぶ中で、原田観峰先生に何らかの形で出会い、その言葉を覚えていたのではないかなと勝手に想像した。

自らの芸術性を磨き続け、作品を残す書道家も素敵であるが、半生を書道の普及と教育に捧げた原田観峰さんの人生もまた素晴らしいと思う。

「自己の信念には勇気を持つべし。他人の意志には尊敬を持つべし。」

明治から平成までを鮮烈に生き抜いた偉人に敬意を表したい。

本日はここまで。

 

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