招き猫先生の『ことちか日記』R1 11/2

先般より、拙ブログにおいて、時々語っている「ラグビーワールドカップ」が、ついに決勝戦を迎える。

日本と準々決勝でぶつかった南アフリカと、2015ワールドカップにおいて日本を率いたエディージョーンズがHCを務めるイングランドとの対決は楽しみである。

吾輩はここのところ、日本の勝ち試合の4試合の録画を何度も見直している。
特に、対アイルランドと対スコットランドは何度見てもいい!

永年に渡って、日本ラグビーの苦しい戦いを見てきた世代としては嬉しい限りである。溜飲下がりまくりである。

ところで、日本の試合に限らず、マイクから聞こえてくる音声に耳を澄ますと、ラグビーの一味違った魅力が伝わってくる。

レフェリーはしきりに「早くラックから出て」「ボールを持ちすぎない。手を離して」「今のタックル、少し早いよ」など、選手たちに“アドバイス”を送るのである。

同じアドバイスが何度か繰り返されると「次、やったら笛を吹くよ」「次、気を付けてね」と“警告”。

選手がそのアドバイスや警告に従い、反則を犯さずにスムーズに試合を運ぶと、レフェリーは「ありがとう」と感謝するのだ。

開幕戦の日本対ロシアでも、レフェリーが「Thank you very much」と何度も言っていたことに気付いた人も多いだろう。

また、レフェリーのマイクを通じて、選手との会話も聞こえる。

ラグビーはコミュニケーションが重視されるスポーツで、レフェリーと選手のコミュニケーションもその一つなのである。

反則を犯したチームのキャプテンが、すぐにレフェリーと話しに行くシーンも多く見られる。

あれは文句を言いに言っているのではない。学びに行っているのだ。

どのプレーが反則と裁定されたのか、試合中にチームの主将が質問に行けば、レフェリーは自分の判定の根拠を説明し、時にはどうすれば反則にならなかったかなどアドバイスを送ることもある。

時には同意できない理由もあるかもしれないが、少なくともレフェリーの言い分は明白である。

試合中に選手がレフェリーの裁定に従わなかったり、暴言を吐いたりすることは、ほとんどない。

他のスポーツには他のスポーツの考え方があって当然だと思うし、ラグビーを必要以上に美化しようとは思わないのであるが、言葉で明確に自分の判断の根拠を説明し、同じ過ちを犯さないように導いていくスタイルは、吾輩たち現代の教育現場に身を置く者として、見習うべき点があるかもしれない。

本日はここまで。

 

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