招き猫先生の『ことちか日記』R2 1/21

日本大学文理学部の学部長である紅野謙介先生から、著書をいただいた。
以前、上梓された『国語教育の危機』の続編といってもよい『国語教育混迷する改革』というタイトルの著書である。

 

紅野謙介先生は、早稲田大学を卒業後、麻布中学校・高校の教諭を経て、日本大学文理学部国文学科に着任なさった。昭和も終わりの頃である。

当時、駆け出しの国語教師だった吾輩は、日大の夏季研修会などでお会いして、様々な質問をぶつけ、丁寧に答えていただいた覚えがある。

文理学部長に着任後、昨夏は長崎日大で、学部説明などもしていただいた。

その紅野先生が、「警鐘を鳴らす」という形で、筆をふるわれたこの二冊は、吾輩たちのように長年「国語教育」「国語の受験指導」に携わってきた人間にとっては実に興味深いものであった。

紅野先生の「警鐘」が届いたのか。出版前の12月に、新テストにおける「記述問題」の先送りが決定した。

物議を醸している教育改革~大学入試改革・新テスト~新学習指導要領である。

しかしながら、吾輩はそれが良いと思うのである。それによって、様々な角度からの対話や議論がなされ、柔軟な発想と強固な理念が相まって、良いものが
生まれてくるのだと思う。

受験生を途惑わせるような改革はちと困りものではあるのだが。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R2 1/20

先般、拙ブログでお知らせした、苺の鉢についてである。

中学1年生の少年・少女が持ってきてくれた「苺の鉢」なのである。

「花より団子」の吾輩としては、植物に毎日、水をやったり、その成長を見つめる。ということは、あまり、というか、ほとんど経験が無いことなのである。

が、しかし、せっかく頂いたものである。しかも、かわいいかわいい中学1年生からのプレゼントである。

「これはしっかりと育てなければ」と思い、毎日毎日よく見ていた。

当たり前と言えば当たり前であるが、花をつけ、実を結んだ。小さな実が日に日に大きくなり、赤く色づいてきた。

なんだか嬉しいものである。

日々のちょっとした変化に気づくように「じっくり見つめる」って大切だなぁと、今さらながら痛感する。

吾輩たち、教職にあるものの務めとして「じっくり見つめる」、「ちょっとした変化(成長)に気づく」、大切にしたい心得である。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R2 1/19

大学入試センター試験第2日目である。本日は念のため、8時前に長崎大学文教キャンパスに到着、近隣のパーキングにはまだ少し余裕があった。

しばらくすると、昨日同様、3学年担任の先生方による出席確認が始まった。

昨日から、特に、トラブルや体調不良などもなく、2日目が始まる様子にホッとするところである。

長崎日大の本格的なセンター試験チャレンジは、何度も語っているように、平成元年度に誕生した「国公立大学進学クラス」による平成4年1月である。

初代が、笠松先生、高橋先生、福田先生、野上先生。2代目が、藤尾先生と久保先生。3代目が山本先生、井上先生、佐々野先生などなど、もはや現在の長崎日大の先生や生徒たちにとっては知らない名前が出てくる。

それに続き、4代目のバトンを引き継いだのが、現理事長の力野先生であり、副担任として吾輩も3年間、国語を担当した。(現在ではそのときの生徒の子どもさんが2人在籍している。)

3年間、手塩にかけて育てた30数名の受験生を率いての必死のチャレンジであった。

まだ、パソコンデータによる合否判定等もそこまで普及しておらず、膨大な大学データを見つめつつの、面談や出願、二次対策など懐かしい。

今年、多く報道されている「阪神・淡路大震災」が起こった年でもある。

神戸近郊に在住している姉の一家を心配しつつ、センター試験及びその後の指導にあたっていた記憶がある。

あれから四半世紀が過ぎたとは…。歳月とは流れるものである。

「がんばろう神戸」を合い言葉にして立ち上がった被災地は見事に復興を遂げた。心の痛む災害であったが、阪神・淡路大震災によって、日本の自然災害に対する危機管理は大きく進化したと聞いている。

同様にとは言えないことだが、平成に始まった、長崎日大の「センター試験チャレンジ」によって、長崎日大の教科指導や大学進学に対する意識も大きく進化したと思う。

幸福もあれば災いもある。成功もあれば失敗もある。

しかしながら、その度に、温かく助け合い、支え合って、立て直していく人間の力の素晴らしさを戦後の日本、平成の自然災害後の日本は見せてきたと思う。

今回のセンター試験に挑んだ約56万人の受験生の皆さんの中にも、成功と失敗と感じる点があるだろう。

しかしながら、そこから、いかに考え、次なる最善の一手を講じていくかが大切なのである。

明日から日本全国で「自己採点」が始まる。悲喜交々であろう。

「がんばろう受験生」と声を大にして言いたい吾輩である。

 

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R2 1/18

大学入試センター試験初日である。

8:00に、長崎大学文教キャンパスに到着すると、大学近隣の駐車場はまだ空きがあったが、すぐに満車状態となっていった。

キャンパスに入っていくと、高校3年生の担任、教科担当の先生方が勢揃い。

まずは一足早く試験が実施される文系の生徒さんの出席確認が始まっていた。

 

暖冬と言われている年でも、なぜかセンターの時期になると冷え込んだり、雪や路面凍結の心配をしなくてはならないのが常であるが、今年は天候に恵まれてホッとするところである。

元気に集合した生徒諸君の顔は実に凜々しく、頼もしい。

中学校1年生からの生徒さんたちから、「私たち、中学入試の時の面接は、先生だったんですよ。」と話しかけられた。

小学6年生の少女たちが、これほど凜とした素敵な女性に成長してくれたかと感激する。

少年たちも、凜々しく頼もしい青年に成長し、「なんだか、6年間あっという間でしたね。」としみじみ語ってくれた。

さあ!ここから、人生を切り拓く大勝負である。

吾輩たち教員は、祈りつつ、背中にエールを送ることしかできないが、担任の先生たちをはじめ、教科スタッフは2日間、一緒に戦う気持ちである。

「激励アメ」を配る、アカデミーコース長の渋谷先生の手にも力が入っている。

頑張れ!日大!である。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R2 1/17

つい先ほど、いよいよ明日に迫ったセンター試験の下見に出発する高校3年生を見送りつつ、その背中に渾身のエールをおくってきた。

 

本校ビジュアルホールに集いし「花の精鋭」たちは、総勢266名である。

平成元年、長崎日大に初めてできた「国公立大学進学クラス」が、センター受験の時は、わずか20名であった。

あれから30余年、13倍である。

吾輩、これだけで感慨無量なのである。

大学入試において、「センターは通過点」という考え方もあるが、「一次(センターを指す)が万事」という言葉もある。

やはり、「青春の大勝負」なのである。

生徒さんたちはもちろんであるが、こっちが緊張してしまう。

「我こそが長崎日大である」と、ひとりひとりが、顔を上げて、胸を張って、全員で全力で、センター試験を全うしてきてくださいと激励した。

ただただ健闘を祈る吾輩である。

そして、全国約50万人が受験する「最後のセンター試験」の順調な実施を祈りたいものである。

本日はここまで。

 

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