招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R7 6/10

本日は長崎日大の創立記念日である。

学校にきてみると、書道部顧問の末竹先生が日大坂の上の掲示板に墨書を掲げてくれていた。創立記念日にふさわしく「至誠」がはいった言葉である。

さて、生徒さんからよく尋ねられることとして、「どうして、入学式がある4月じゃなくて6月10日なんですか?」という問いがある。

拙ブログにおいても何度か説明したかと思うが、改めて説明しよう。確かに、長崎日大の創立は昭和42年であり、同年の4月に第1回生の入学式は挙行された。しかしながら、式の場所は学校ではなく、長崎市の公会堂で行われたのである。なぜなら、その時点で体育館が完成していなかったからである。

体育館の竣工は、昭和42年6月10日。
その6月10日に、当時、日本大学総長を務めていらっしゃった永田菊四郎先生にご来校いただいての「開校式並びに落成式、体育館竣工」となったそうな。

よって、その日を「創立記念日」と定めているのである。

本校の10周年記念誌には、第1回生であり、初代の同窓会会長であった兼子福二先輩の寄稿の中に、
「入学の年の6月、待望久しかった体育館が完成したのです。そして、3年間の高校生活の中で最も印象に残っているものの1つである開校式が、日本大学総長永田菊四郎先生、他多数来賓の方々をお迎えして、行われたのであります。それは厳粛かつ若さに満ちあふれ、心がひとつになり、これ以上のものはないと感じたほど立派なものでした。(まだ何も充分には整っていない学校だけど)我々がやればできるの精神が培われたのもこのときでした。」
という文章が見られる。

今やその体育館(後に第1体育館と称して長年、入学式や卒業式、各種式典を挙行してきた)もN.アリーナに生まれ変わっている。
まさに隔世の感しみじみである。

どれだけの歳月が流れようと、創立の時の「思い」とこれまでの卒業生(令和6年度時点で2万8千298名)の「思い」を胸にみんなで頑張るのである。

本日はここまで。

PAGE TOP