「オール日大の日」となった昨日とはうって変わって、本日は、九州大学への取り組みが見られる長崎日大である。
夏の長崎日大では、現在進行中の「夏季学習強化ゼミ」の一環として、東京大学、京都大学、九州大学のプレテストを実施していた。
本日は、九州大学のプレテスト受験者30数名を対象とした「解説会」を実施しているのである。
おそらく、九州大学の入試問題には日本で一番精通している福岡の予備校講師の先生方を招聘し、いつもとはひと味ちがう「解説会」となっているようである。
吾輩が思うに、昨日のような説明会を聴いても、本日の解説会を受講しても、それだけで学力が身につくわけではない。
では、その効用とは何か?
それはひとつに「刺激」である。自らのモチベーションを向上させる刺激である。
大学合格に向かって努力するための資質の基盤となるのは「根気」である。
しかし、誰もが根気強く努力を継続することの大切さはわかっているものの、受験勉強は孤独であり、不安を抱えた長期戦である。モチベーションの波は大きく、ときには闘志が萎えてしまうことや心が乱れてしまうこともあるだろう。
そこで重要なのが、「受験は団体戦」としてのともに戦う仲間であり、タイムリーな刺激なのである。
夏季進学講座、夏季学習強化ゼミにおいては、高校3年生の担任・教科担当の先生たちの気持ちのこもった言葉が毎日飛び交っている。
進路指導部主任の塩田先生による校内放送は毎朝である。
本日の「解説会」前にも熱く語っていた。それを真摯に受け止めている生徒さんの眼差しが眩しかった。
学業に限らず、部活動においても、デザイン美術科をはじめとする制作活動においても「仲間と刺激」は必要不可欠なものである。
長崎日大の夏にはそれが確かに存在している。
本日はここまで。