招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R4 8/29

昨日、先輩から後輩へつなぐバトンの話をしたが、先週、「難関大進学ゼミナール」と銘打ったイベントが実施されていた。これもまた部活動同様に、「長崎日大の先輩から後輩へ」である。

本校の「難関大学進学ゼミナール」とは、一般に難関とされる大学・学部に合格した卒業生に来校いただき、後輩諸君の学びとする取り組みである。

今回も高1から高3までけっこうな人数が集まり、参加した生徒達は熱心にメモを取ったり、会終了後に先輩たちを囲んでの座談会が行われるなど、難関突破に対する現役高校生の強い意志を感じるものであった。

今回協力してくれた先輩たちは、東京大学理科一類、東京工業大学理学院、九州大学共創学部、九州大学理学部生物学科、長崎大学医学部医学科と、それぞれに力を尽くして狭き門を突破した面々である。

中学校時代や高校1年次に一緒に国語を学んだ学年でもあり、後輩たちに落ち着いて語る態度を見ていて「立派に成長したなぁ。」と、会場後方で、密かに感慨無量の吾輩であった。

学業も部活動も、もちろん個人個人、1年1年の勝負であることは当然である。しかし、そこには学校としての、それぞれの部活動としての文化がある。取り組みの蓄積、意識の醸成がある。それを伝統というのかなと思う。

「難関大学進学ゼミナール」のあと、部活動の練習をのぞいてみた。

先日、中高ともに全国大会で見事な成績を残した柔道部が練習中であった。

中学生の皆さんが、戦い終わった高校3年生をはじめ先輩たちから温かく鍛えられていた。

まだまだ小さい中学生に「頑張れ、頑張れ」と笑顔で声がかけられる。

これもまた長崎日大のバトンである。

本日はここまで。

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