今週は本日までが「期末考査」である。
日頃は、朝早くから夕刻まで元気な声が響く長崎日大であるが、先週の金曜日からは静かに今年最後の定期考査に取り組んでいる生徒さんたちである。

朝の自学室から、夜の明倫館まで「頑張ってね！」と見守っていると、以前と格段に違うのが、各自の端末、クロムブックの活用である。

もちろん、従来の「教科書と問題集、しっかり書き込んだノートとプリント」は、テスト勉強の必須アイテムであるようだが、良い意味でのハイブリッドが定着してきたようである。

考査最終日前夜、学習時間のハーフタイムである２１：５０に、明倫館を訪れると、日頃はグラウンドや体育館で頑張っている部活動生諸君も懸命に机に向かっている。

「明日からたっぷり部活できるから今夜まで頑張ってな。」と声をかけると、「部活もだけど、修学旅行があるから楽しみです。」と返事が高校２年生から返ってきた。

３年ぶりの修学旅行である。

寮監の船戸先生も「やっぱり楽しみがあると強いですね。高校２年生はいつも以上によくやってますよ。」と話してくれた。

吾輩も遠い昔であるが、定期考査は大変だったが、今思えば懐かしい。

限られた準備期間の中で、テスト範囲、学習のために必要な資料、優先順位などなど、様々なことを考えに入れて計画を立てて取り組む。

まあ吾輩の場合は、ほとんどが「計画倒れ」に近かったような。

何事においても「時間」「取り組むべき対象」「現状」などを頭に入れての学習経験は大切である。
うまくいってもいかなくても、本気で取り組んだ経験は「大きな学び」となる。

年間６回ある定期考査は大きな節目である。

真剣に取り組む長崎日大の姿は実に魅力的である。

本日はここまで。