突然の、嬉しい来客であった。
平成9年度の高校1年生のときに担任を務めた卒業生I・Mくんである。
当時、3年連続で甲子園に出場していた当時の野球部だったI君は、高校3年生では主将を務めた人物(野球部監督の平山先生の2個下だったと思う)である。
高校3年の夏の甲子園では、日大三高、明徳義塾といった全国に名が知られた強豪校を撃破した。忘れられない夏の思い出である。
Iくんは、高校卒業後、日本大学に進み、東京で就職したそうな。
今回の再会が卒業以来であった。
今は、なななんと、東京は渋谷の道玄坂にオフィスを構える会社の代表取締役になっていた。
真っ黒に日焼けした坊主頭の姿しか知らない吾輩としては、颯爽としたビジネスマンに変貌を遂げたIくんを見て、驚くやら嬉しいやらであった。
今回は、地元長崎の地域貢献のプロジェクトにも参加し、尽力してくれているそうで、その関係での帰郷(Iくんは時津の出身)であった。
毎日のように「部活頑張れ」「勉強も手を抜くな」と、帰りのSHRから励まして送り出した日々が懐かしい。
Iくんも、長崎日大の卒業生が口にする決まり文句である「あの頃があったから今があると思います。」と話してくれた。
学校を去るときに、日大坂をダッシュで駆け下りる野球部員たちに「がんばれよー」と声をかけるIくんの笑顔が印象的であった。
本日はここまで。