招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R5 7/16・17

日曜日、海の日と続いたお休みを利用して、長崎日大ではビッグイベントが開催された。
その名も「永瀬貴規杯学年別柔道大会」である。

  

第三回となるこの大会は、中高生の大会は無観客等の措置を取りつつも辛うじて開催されていたコロナ禍が続く令和3年当時、小学生以下の大会は軒並み中止となっていた。

そこで、「何とか小学生以下の皆さんの大会を」と考え、本校柔道部顧問の松本太一先生が発案したのがこの永瀬杯であった。

回を重ねるごとに県内はもちろん、九州各県からの参加人数が増加し、今回は400名を超えたと聞く。

準備から運営までまさに「手作り」のこの大会、現役、OB、保護者様をはじめ、長崎日大柔道部が総力を挙げて開催している。

金鷲旗、インターハイと全国大会を間近に控えたこの時期、自分のことで精一杯のはずである。「小さい子どもたちに試合の機会を」という松本先生の柔道愛に頭が下がる。

  

パリ五輪が近づく中、今回も快く参加してくれた永瀬さんにも大感謝である。

吾輩などが想像もできないくらいの厳しい競技レベルで生きているにも関わらず、相変わらず謙虚で礼儀正しく、誰に対しても優しい振る舞いをする永瀬さんの姿をこの上なく尊く感じる。

そして、今回の大会を下支えしてくれていたのが、柔道部の部員諸君である。朝早くからの駐車場案内や会場の整備、召集から審判まで、大活躍であった。

   

幼少の出場者を心配そうに気遣う九州王者たちは最高に格好良かった。出場した子どもさんたちは400名、来校者は1000人を超えただろう。

長崎県高校総体9連覇、長崎県勢初の九州大会団体優勝、これはすごいことだが、長崎日大柔道部による柔道愛に溢れた永瀬貴規杯開催は、また違った意味ですごすぎることだと思う。

これもまた長崎日大の誉れである。

本日はここまで。

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