ご存じのとおり、コロナウイルス感染症の影響によって、高校3年次の最後の晴れ舞台を失った各部活動の生徒さんは多い。
本校においてもしかりである。
特に、気になったのが、柔道部、剣道部なのである。他の競技については多少なりとも代替の大会や気持ちのケジメをつけるための対抗試合などが実施されたようである。
柔道と剣道については、高校3年生の舞台は用意されないままに終わってしまった。
昨年度末から、春の全国大会~年度が改まっての春季大会、高校総体、玉竜旗、金鷲旗などなど、すべての公式戦出場がない状況での、部活動引退となった柔道部、剣道部なのである。
何とも切ない状況の中、後輩たちの激励もかねて、心強い先輩たちが道場に顔を出してくれている。
長崎県高校総体の優勝者から、インターハイファイナリスト、インターハイチャンプ、世界大会のメダリストまでそうそうたるメンバーである。
熱心かつ丁寧に、中学生から高校生まで指導してくれている姿、高校3年生たちにこれからのことを明るく語ってくれている姿、非常にいい光景である。
高校3年生たちにも笑顔が見える。有り難しである。
今年の悔しさは後輩たちに託し、自らの無限の未来に向かって歩を進めてもらいたいものである。
本日はここまで。