校舎内で近頃よく目にするのが、「面接練習」である。国公立大学の総合型や日本大学をはじめとする私立大学の推薦等の入試が始まっている今般である。

日頃は、フランクに笑顔で話している生徒さんとそれぞれの担任や教科担当の先生たちが、「面接練習」となるとお互いにキリッと引き締まった態度で「面接官と受験生」の図式となっている。
「微笑ましい」などと思ってしまう吾輩は不謹慎であり、皆さん真面目に取り組んでいるのである。
練習の様子に聞き耳を立てていると、志望の動機や将来の方向に始まり、各学部・学科の専門的な内容から時事ネタまで、長所、趣味、自覚している性格、近頃読んだ本、などなど、質問は多岐に渡っているようだ。
また、ちょっとした「もしあなたが〇〇の立場に立ったら」とか、「こんな場面に遭遇したら」などという仮定による質問もあるそうな。
吾輩のところにも「最後の仕上げに腕試しに来ました。」とやってくる生徒さんがいる。
昔取った杵柄とばかりに張り切る吾輩である。

数日前も「先生合格しました。」と国公立大学や日本大学合格の吉報を届けてくれた生徒さんがいた。
喜びはこの上なしなのだが、「ああもう、この生徒さんたちも卒業していくんだな。」と少しばかり寂しくなる。
本日、水曜日の7校時、LHRの時間、校舎のそこここで向かい合う担任と生徒さん、「面接練習」ではあるが、何だか「これまでとこれから」を確かめ合う心のこもった対話のシーンを見ているような気がした。
長崎日大で過ごした中高6年間、高校3年間の集大成である「進路実現」である。高校3年生の「全員、全力、全う」を心から願う晩秋である。

本日はここまで。




