先週の芸術鑑賞会について、もう少し語りたい。
ご紹介したとおり、今年は「日大寄席」と銘打った落語を中心とした演芸であった。

トリは、日本大学藝術学部放送学科卒業の春風亭一之輔さんだったことはすでに申し上げたが、吾輩が存じ上げているだけでも日本大学出身の噺家さんはかなりの数である。
古くは、落語会のレジェンド、立川談志さん※。
※吾輩注 何といっても、大学の学祭のときに談志師匠に話しかけられ、しばし、話し込む中で「お前、先生なんてもんになろうってんなら、落語を聴いとけ!絶対、役に立つから。」と言われたのが、吾輩の落語好きの始まりである。
当時の日本大学の同級生には、立川志らくさん、柳家喬太郎さんがいた。今思えばすごいことである。
談志師匠のアドバイスもあり、新宿や浅草の寄席に足を運ぶようになった。
教壇に立つようになってからも、上京の際、暇を見つけては大小の寄席に向かっている。
また、小説や映画、マンガなどの「落語もの」にも親しんでいる。

振り返れば、強面でびりびりした授業も長かった吾輩であるが、年齢を重ねていく中で、談志師匠が言ったことがわかってきたような気がする。
吾輩の教科が国語だから特にそう思うのかもだが、生徒さんを安心させる語り口、1人で数人の役を演じながらその世界を感じさせる表現力などなど、生徒さんを引きつける要素が多分に含まれている。
時代は移り変わるが、「人に話を聴いてもらう」ところから始まる「学校の先生」という仕事において、「落語」の要素は大切なのではと改めて感じる今般である。
本日はここまで。




