なつかしい卒業生からのメールが届いた。平成7・8年と担任を務めた生徒さんからである。
この学年は、平成3年に開校した日大中の1期生にあたる。中学校~高校1年次を経て、いよいよ中高一貫の仕上げとなる高校2年~3年次の担任となり、一緒に頑張った皆さんである。
今思えば、日大中の1期生ということもあり、力いっぱい、目いっぱいに頑張ったつもりの吾輩であるが、行き届かぬところも多かったことだろうと思う。
生徒さん、保護者様のおかげでやり切ることができたと感謝している。
さて、そのメールにはとある画像が添付されていた。
ご覧いただきたい。

「何?これ?」と思われることだろう。
説明しよう。これは、平成9年1月、彼らの「大学入試センター試験」のときのものである。
当時のセンター試験は、国語・数学・英語が各200、理科と地歴が各100の800点満点が一般的であった。
最後の応援として何かできないかと思案していた吾輩が考えたのが、各受験科目の直前に開く「お守り(のようなもの)」なのである。
当時の教科担当は、国語が吾輩、数学が土井先生、英語が井上先生、世界史が灰谷先生、生物が岩見先生という布陣であった。
各先生にお願いして「最後のひとこと」をいただき、クラスの人数分☓5教科のお守り(のようなもの)を作製して、配布したのである。
好評・不評あっただろうし、開いてくれたかどうかもわからなかったが、今回のメールの中に、
「さて、日大中のグループLINEで、共通テストを受ける娘に、これを見せて送り出した。との投稿がありました。私も教員採用試験に持って行きました。毎年、この時期になると、高校時代本当に心強くサポートしてもらったなぁと改めて感じます。」
という記述があった。
あれから、30年以上経つのに、持っていてくれた人がいることが驚きであったが、「娘さんに見せた」とか「採用試験に持って行った」などは、驚きどころか衝撃である。
卒業生の皆さんが、当時の学校生活の中での「ちょっとしたこと」を覚えていてくれて嬉しく思うことが時々あるのだが、よく考えてみると、その逆もあり得るのである。
つまり、吾輩に言われたこと、されたことをネガティブな思い出として持っている方々もいらっしゃるはずなのである。
過去にさかのぼることはできないが、今、目の前にいる生徒さん、これから出会う生徒さんに対して、自分の言動を戒め、誠心誠意、笑顔で向き合うことでその方々にご容赦いただきたいと勝手にお願いする吾輩である。
30余年の時を越えての思い出、実に有り難しの一件であった。
本日はここまで。




