吾輩の日課である校内パトロールの途中、何やら元気な声が聞こえてきた。
「何かな?」と思い、近づいていくと、2号館の大会議室であった。
そこには、中学3年生の皆さんがいた。中3の担任の先生たちも。
聴き耳を立てていると、英語担当の横尾先生の熱い語りが続いている。
うかうかするな! 「下克上」が始まるよ!
私は、あなたたちを必ず育てます。
いつも物静かな横尾先生が「なかなかに刺激的な言葉だな。」と思っていたら、中学校教頭の大久保先生が解説してくれた。
中学3年生になって、放課後の進学講座を3つの習熟度に分けて実施しています。今、横尾先生は上位にいる生徒を「油断しないで」と戒めて、基礎からやっている生徒たちを「今に逆転しよう」と励ましているんですよ。
ということだった。
横尾先生の言葉は最後に「あなたたち全員に期待してます。」で終わった。
中学3年生諸君の顔があがっている。顔つきが真剣である。「ああっ、横尾先生の言葉が生徒たちに届いている。」と感じた。
英語が得意な人がいれば、不得意な人もいるだろう。
学習にしても部活動にしてもうまくいくことがあれば、なかなかうまくいかないこともあるだろう。
優しい言葉で慰めることが必要なときがあれば、強い言葉で鼓舞することが効果的なときもあるだろう。
今日の中3担任の先生たちの話を聴いていて、「うるっ」とくるくらいの感動をいただいた。
そして何より、その言葉を真剣な表情で受け止めている中3の生徒さんたちに感激した。
兼頭先生、マイク先生、西浦先生、梛原先生、浦添先生、横尾先生、ありがとうございます。中3の皆さん、ありがとうございます。
世の中の中3の皆さんが「不安」「心配」を抱えている昨今であるが、日大中の中3は、しっかり構えて歩を進めていると実感した。
「長崎日大ここにあり!」の瞬間であった。
本日はここまで。