学校に来てみると、期末考査直前&各種大会期間ということで、静かな静かな長崎日大の晩秋である。
学校を後にした吾輩は、長崎の平和会館ホールに向かった。
長崎が生んだ大格闘家、「和術慧舟會」の総帥である西良典先生が主宰する「Glove All Fight」と銘打った格闘技の大会にお招きをいただいていたのである。
西良典先生は、日本の格闘界におけるレジェンド的な存在なのだが、現在も お元気に後進の指導にあたっていらっしゃる。
会場は格闘技の試合とはいえ、日頃から道場やジムで稽古に励んでいるちびっ子からベテランズまで、老若男女が緊張感はありつつも、和やかな雰囲気であった。
最初から最後まで頑張る選手の皆さんから元気をいただくナイスファイトであったが、特に二つ特筆するものがあった。
ひとつは、「56歳」VS「59歳」という驚異のキックボクシングの試合である。「なぜに?あなたたちはこの歳でキックを?」と思わずにはいられない同年配の吾輩であったが、なかなかどうして立派なフットワークであった。
近頃、肉体的な鍛錬を怠っている吾輩としては、「人間いくつになってもトレーニングは必要だな。」といたく反省した次第である。
そして、もうひとつは、西良典先生のご子息であり、長崎日大のOBである、西麟太郎選手がメインイベントに出場したことである。
高校時代は本校柔道部で鍛えた麟太郎選手は卒業後、プロ格闘家を目指し、修練を続け、プロデビューを果たしている。
体つきもぐっとグレードアップしているのが見て取れた。今後の活躍に期待したい。
本日はここまで。