招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 12/12

たまに来校して、貴重なお話をしてくださる「Z先生」から、ご紹介いただいた書籍を早速取り寄せて読んでみた。

 

日本大学第三高校野球部監督である小倉全由先生の「一生懸命の教え方」である。春夏を通じて21回の甲子園出場を果たし、2度の全国制覇を成し遂げた名将の著書ではあるが、「野球」に関することだけでなく、「人を育てる」という視点から書かれた学びの多い内容であった。

使い古された言葉ではありますが、一生懸命がんばった姿が、人の感情を動かし、ときには感謝されることだってあります。コロナ禍で非常事態に陥っている今、人と人とが接していくなかで、この「当たり前の精神」が大切になってくるのではないかと考えています。

「今の若い人たちは、がんばりが足りない」などとは、私は絶対に口に出しては言えません。むしろ、一生懸命がんばっているのは私たちの時代よりも上かもしれないのです。だとしたら、「若い人たちが、がんばることを知らないのであれば、大人たちがきちんと教えてあげること」が大事なのではないか。私はそう考えているのです。

小倉先生のこの言葉は、齢58ながら、「単純な」吾輩を「よし、一生懸命やるぞ。がんばるぞ。」と奮い立たせるに充分なものである。

本日はここまで。

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