招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R4 2/1

土日を除く平日は許されていた部活動の練習にさらに制約がかかった。
拡大する感染状況から考えると無理もないところであろう。が、しかし、一生懸命に取り組んでいた部員諸君のことを考えるとつらいものである。

とはいえ、ここで凹んでばかりはいられない。

ひとりひとりが「できること」「やっても許されること」「時間をかけておいた方がいいこと」「この機会に見つめ直したいこと」「改めて挑戦してみたいこと」などなど、日頃の忙しい生活時間帯の中ではゆっくり思案することができなかったことや丁寧に取り組めていなかったこと、やらなきゃなと思いつつも手をつけていなかったことを考えて、実行してみてほしい。

力一杯、元気いっぱいに練習できるときは来る。

そのときまで、しっかり力を蓄えておこう。

部活動が休みになってみんなどうしているかなと「明倫館」をのぞいてみた。

いつもはいない時間に数名の寮生くんたちが玄関にいる。

どうしたの?と尋ねると、

時間を無駄にしないように「行かなきゃなと思っていた歯医者に通います。」「眼科に行って視力にあった眼鏡に換えてきます。」「とりあえず、学年末テストに向けて勉強します(本当か?)。」「この機会に筋トレたっぷりやって身体作ります。」「めっちゃ走り込んでスタミナつけます。」「行きたくてもなかなか行けなかった釣りに行きます。」「買ったけど読んでなかった本を全部読みます。」

それぞれの答えが返ってきた。顔は思いの外明るい。たくましい寮生諸君に救われた気がした。

またもや生徒さんに元気をもらう吾輩であった。
本日はここまで。

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