昨日の拙ブログの最後に書いた「元気を分けてもらう場所」とは、何を隠そう!長崎日大の男子寮「明倫館」である。
今年度は、コロナ禍のため、一斉の集合ができない。
よって、恒例の晩礼もできず、夜8:00に訪れても、寮生全員とは会うことができないのである。
日常生活において、さまざまな制約を受けながらも、明倫館の寮生諸君はいつもと変わらず元気いっぱいであった。
保護者様の下を離れての生活である。寮というところは、楽しいこともあればつらかったり、さびしかったりすることもある。
寮に来て、みんなの笑顔や何気ない会話を聞いていると、それだけで元気を分けてもらっている気分になる。
大学時代の4年間を「日本大学武蔵俊英学寮」という寮で過ごした吾輩としては、「寮」というものに、特別な思いがある。
長崎日大に奉職してからも、ちょくちょく遊びに行っていたのだが、平成21年~平成29年は、正式に寮のスタッフとして関わった。
その9年間は、どっぷり寮生活にはまったわけである。
当時、吾輩が「明倫館の鉄則」として掲げたのは2つだけであった。
ひとつ、仲間割れをしない。
ひとつ、保護者を泣かさない。
男の子の寮である。何でもかんでも四角四面にはいかない。不衛生はいけないが、少々散らかっているくらいは仕方ない。
でも、縁あって集った仲間は大切にしてほしい。君たちのことを寝ても覚めても心配している保護者の皆さんを泣かせるようなことはしてはいけない。
晩礼の時に、何回も何回も語りかけた言葉である。
色々なことがあった。
しかし、今となっては楽しい思い出ばかりである。
今でも、空き時間があるとついつい明倫館に足が向いてしまうのである。
昨日は、中間考査中ということで、激励の意味をこめて「アイスクリーム」の差し入れをかかえての訪問であった。
寮の事務室から「みんな頑張ってるか!応援のアイス持ってきたから、密にならないように気をつけて、食堂に取りにおいで!」と館内放送を入れた。
猛勉強中?(笑)にも関わらず、みんなが、ニコニコして集まってきてくれた。
大したこともない、1本いくらもしない棒アイスである。
それを喜んでくれる寮生たちが可愛くてたまらない吾輩であった。
本日はここまで。