招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R2 11/27

プロ野球の日本シリーズが終了した。
SBホークスの4連覇よりもジャイアンツの4連敗に話題が集まっている。

生徒・学生とは違い、プロフェッショナルである以上、「勝ったら賞讃、負けたら非難」は世の常である。

ジャイアンツという注目度の高いチームであれば尚更である。ファンの皆様も評論家、解説者という人たちもこぞって辛口で語っていらっしゃる。

今回、他の皆様とは異なるコメントを発した人物がいた。

「一本足打法(といっても知らない人が多いかもである。)」の王貞治氏である。

王貞治氏は、長嶋茂雄氏と並んで、最強無双の時代の象徴として、巨人が9連覇を達成した1965~73年、「一本足打法」で本塁打を量産した人物である。

引退後、ジャイアンツの監督を務めるが解任され、25年前に、弱小だったホークス(当時ダイエーホークス)の監督に就任し、当初は心ないファンからのバッシングも見受けられたが、数年間の雌伏の末、ファンに愛される常勝球団へと進化させたのである。

その王貞治氏のコメントに、
「(巨人は)残念ながら持ち味を出せなかったが、来年違った意味で強いジャイアンツが誕生すると思う。そのジャイアンツをまたやっつけて勝つということが新たな目標。われわれにはゴールがない。」

という言葉があった。

短い中に、後輩にあたるジャイアンツに対する敬意と激励、「勝って奢らず」ホークスへのさらなる期待と戒めがこもった見事な言葉だなと思う。

世界のホームラン王はさすがだなと感服した次第である。

本日はここまで。

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