招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R2 8/9

本日は、長崎にとって「特別な日」である。

昭和38年生まれの吾輩としては、幼い頃は日々の生活の中に「原爆」を経験した人たちがたくさんいたわけである。

祖父母、両親、親戚や近所のおじさん、おばさん、小学校時代の担任の先生、みなそれぞれの体験をときどき話してくれた。

子供心に聞いていたあの頃、みんなの話に共通していたのは「平和が一番」であった。藤沢周平先生言うところの「普通が一番」なのであった。

『長崎の鐘』という楽曲がある。以前から、吾輩はこの曲の「なぐさめはげまし」という言葉が大好きであった。

改めて歌詞を読んでみると

こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ
うねりの波の 人の世に  はかなく生きる 野の花よ
なぐさめ はげまし 長崎の  ああ 長崎の鐘が鳴る

「うねりの波の人の世に」という言葉が現在のようだなと感じた次第である。

また、本日の長崎の空を見ていると「こよなく晴れた青空を悲しと思うせつなさ」も共感してしまった。

世界中の皆様の平和、物理的な平和と精神的な平和を切に祈る本日である。

本日はここまで。

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