招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 10/23・24

けっこう遅い夜、何となくテレビを観ていたら、BSのどこかのチャンネルだったか(それもわからないくらいに何となくであった。)で、スティーブ・ジョブズの特集をやっていた。

何度か見聞きした内容であったにも関わらず、思わず見入ってしまった。

やはり、その生きざまは奇想天外、規格外である。

ノート型パソコンすら存在しない時点で、すでに「スマホ」の発想を持っていた。ラフデッサンはできていた。などというところは…。言葉が出ないレベルである。

さて、吾輩にはジョブズさんの名前を聞くと、それと連関して頭に浮かぶフレーズがある。

何を隠そう。長崎日大OBの松田奈緒子さんである。

松田さんは長崎日大卒業後、7年間のアシスタント生活を経て、集英社の「コーラス」にて、漫画家デビュー、「レタスバーガープリーズ、OK、OK!」「少女漫画」「えへん、龍之介」などの代表作がある漫画家さんである。

「重版出来!※」という作品は小学館の「ビッグコミックスピリッツ」で連載され、地上波でドラマ化されたのでご存じの方も多いのではないだろうか。

※吾輩注 「重版出来!」は本校図書館にある。司書の平塚先生にお尋ねくだされ。

ジョブズさんと松田さんが吾輩の中で結びついたのは「重版出来!」のコミックス第5巻、p124~127にある。

「なぜ日本にはスティーブ・ジョブズが生まれないのか」と記された電車の中吊り広告(もはやこれも無くなるそうだが)に目を留めた主人公がつぶやくのである。

「(日本には)スティーブ・ジョブズはいないけど、」

(母親から「人が嫌がる仕事を率先してやりなさい。それがあなたを成長させます。」と教え育てられた)

「真面目で勤勉な何千何万の二宮金次郎たちが、この国を作ってきたんだ。」と。

吾輩はこの表現が大好きである。

そして、この言葉を語った松田さんがその感性を長崎日大で培ったことを誇りに思う。

 

本日はここまで。

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