第二学期もあとわずか。
寒さに負けず、本日は、中学校の球技大会である。
時を同じくして、中学3年生の保護者様にもご来校いただいている。中学校3年生の各クラスにおいて学級懇談会実施中なのである。
まあーとにかく、中学生は元気がいい。高校生とはまたひと味違うトーン高めの声が響く第一体育館、第2体育館はにぎやかで非常に良い雰囲気である。
さてさて、中学校3年A・B・C組の教室をのぞいてみると、たくさんの保護者様の姿が。
先日実施した修学旅行のご報告から、ここから3月、そして、いよいよの高校課程スタートに向けてのご説明など、充実した学級懇談会が続いているようだ。
以前から申し上げていることだが、中高一貫教育の大きなアドバンテージのひとつとして、この中3の3学期から高1の1学期の安定と充実があげられよう。
一般的に、中3の3学期といえば、高校受験に向けて一直線!となる時期である。
しかしながら、受験の心配が無い中高一貫においては、「いかにすれば高校において良いスタートが切れるか。有利性を持って高1を迎えられるか。」という高校生活において必要な準備をしっかり進めることができるのである。
また、新しく進学する場合、高校入学時には、新しい先生、新しい友達、ガラリと変わる生活時間帯、質量ともにレベルが上がる学習内容や部活動の練習、などなど、そこで途惑ってしまうパターンも少なくないと聞く。
その点、内部進学であれば、生徒さんも保護者様も安心して高校生活に突入できる。学校の相談相手も顔見知りばかりである。生活時間帯も中学時代に慣れたものそのままである。
ただひとつ注意しなくてはならないのは、「慣れ」には功罪両面が存在する。決意を新たにして臨むことは内進においても外進においても大切である。
慣れているのは良いことだが、だらけてはいけない。ここから3ヶ月、しっかりとした準備をして、中高一貫の後半戦に挑む「価値あるハーフタイム」を過ごさなければならない。
本日の学級懇談会をはじめ、生徒さん、保護者様、先生たちのチームワークよろしく、充実した作戦会議、個人個人の「良き準備」を進めていただきたいものである。
本日はここまで。