招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 2/3

昨日は、とある会議に出席するために久しぶりに長崎市の中心地を訪れた。
会議終了後、今後の打ち合わせ等をしていると、時計の針は17時近くを指していた。
「勤務時間も過ぎてしまったなぁ。」と、しばし長崎の浜の町界隈を歩いてみた。

築町からアーケード、観光通り、中通りとなじみの商店街を歩いていると、やはり休業中のお店が目につく。

「去年の今頃は、新型コロナウイルス感染症という言葉もまだ耳新しく、ランタンフェスティバルもやっていたなぁ。」と思いつつ、中通りへ。

 

「そう言えば、お昼も食べてなかった。」と思い、昔なじみのうどん屋さんへ。

ご高齢の夫婦が営んでいらっしゃるお店である。

夕刻でもあったが、お店に入るとお客は吾輩だけ。

おばちゃんと「大変ですね。」「大変かとよ。」のやりとり。

夜の時間規制よりも、お昼の人通りの減少が厳しいそうな。

焼け石に水どころではないが、「全部乗せ特製うどん(といっても安いのだが)3杯くらい食べて売り上げに貢献しようかな。」と覚悟をきめていたところに、奥から、親父さん登場である。

「こんくらいは大丈夫ばい。」「どげんもなか。」「おいはもっとキツか時代も乗り越えてきたとやけん。」
※吾輩注 「これくらいは大丈夫だよ。」「どうってことはない。」「私はもっときつい時代も乗り越えてきたのだから。」

相変わらず気合いの入った親父さんである。

とりあえず、一番高いもの(といっても安いのだが)をいただいて、帰ろうとすると、親父さんが「あんたも大変やろうけど、日はまた昇るばい。」と逆に励まされてしまった。

 

あれやこれや何かと心配の多い今般であるが、親父さん・おばちゃんに負けずに頑張るのである。

本日はここまで。

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