招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 3/12

昨日は、長崎日大に新潟からのお客様がいらっしゃった。
慎重な感染防止対策を講じた上での丁寧なご訪問であった。
さて、その目的は?

「言語技術教育」の授業の見学であった。

以前は、拙ブログにおいて大いに語っていた感のする「言語技術」であるが、吾輩自身の授業ができなくなり、ここのところ触れていなかった。

が、しかし、「言語技術教育」の指導は、長崎日大が誇る国語科の先生方により引き継がれ、というよりも年々そのクオリティーを向上させつつ進んでいるようだ。

昨日は、今井教頭、池内あ国語科主任、副嶋クリエイトコース長の国語科きっての「手練れ」3人が熟練の「言語技術教育」の授業をご披露していた。

ご参考までに、三森ゆりか先生が主宰する「つくば言語技術教育研究所」のHPからの抜粋を紹介しよう。

言語技術とは・・・思考を論理的に組み立て、相手が理解できる様に分かりやすく表現すること・・・

簡潔に言えば,言語技術教育,コミュニケーション・スキル教育の目的はそこにあります。これは,豊かで実りある社会生活を営む上で必要不可欠な技術であると同時に,国際社会で日本人が堂々と自己主張をしていく上で欠くことのできない技術でもあります。なぜなら欧米諸国では,言語技術教育が国語教育の本質であり,先進国の中でこの技術教育を行っていないのは日本だけ,と言っても過言ではないのが現状だからです。
言語技術教育は,言葉を覚え始めた幼児期からトレーニングを開始し,子どもの発達に合わせて,系統的,段階的に「聞く・話す・読む・書く」の「言語の四機能」を鍛錬します。人前で話す能力や議論の能力,巧みに文章を書く能力や論文を書く能力は持って生まれた才能ではなく,トレーニングによって誰でも身につけることができるものなのです。

平成24年に、三森先生と「言語技術教育」の存在を知った吾輩は、当時から日大中で進めていた独自の英語教育「GEP」の知的土台を創るためにはこれが必要だと勝手に思い込み、単身、つくば言語技術教育研究所に教えを乞いに乗り込んで行ったのである。

国語の教員としては、少しばかり腕に自信があった当時の吾輩であったが、三森先生をはじめとする指導スタッフの皆様による容赦のないご指導に自信を打ち砕かれつつも、自身の新しいチャンネルを増やすことができたのである。
その後、平成27年くらいから徐々に、吾輩をはるかに凌駕する国語科の後輩・精鋭たちがつくばでの修行を経験し、「言語技術教育」を定着させてきた。

お客様にご来校いただき、久しぶりに「言語技術教育」について語り合う時間は心地良いものであった。学びを続けていかなきゃなと思う吾輩であった。

本日はここまで。

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