本日のお昼休み、長崎日大の大会議室には今春卒業した皆さんがたくさん集まっていた。クリエイトコースの合格祈願のダルマさんの開眼式のためである。
この様子は学園HPにおいて大きく掲載されることだろう。大願成就の春を大いに楽しんでもらいたいものである。
本日はクリエイトコースの生徒さんたちであったが、プログレスコースもアカデミーコースもデザイン美術科の皆さんも、コロナ禍に翻弄される最終学年を経て、次なるステージに旅立っていったすべての卒業生を改めて祝福したい。
そして、苦労の末、合格を勝ち取った人もいれば、あと一歩力及ばず悔しい春となった人もいる。指導及ばず、本当に申し訳ないと感じる。
しかしながら、費やした時間と積み上げた努力に差はない。その青春時代の取り組みの価値はそれぞれの経験値として、財産として自身に宿っている。
受験しかり、部活動しかりである。
あくまでもここは中間地点であり、途中経過である。
人生は長く、卒業生諸君は春秋に富む。現時点での喜びは自信に変えて、悔しさは闘志に変えて、次なる一歩を踏み出して欲しい。
大会議室を出ると2Fのラウンジに、今春大学を卒業した皆さんが談笑していた。この4月から社会人デビューとなる卒業生たちである。
高校卒業後、進んだそれぞれの大学での努力が実を結び、目指していた就職を成し遂げ、明るい笑顔で挨拶に来てくれていた。
「何年経っても、先生たちに会い来ることができる。」私立学校の特権のひとつであろう。
本日集まった生徒さんたちとも、これでお別れではなく、また成長した姿を見せに来てもらいたいものである。
喜ばしい春の好日、一つの時代の終わりを感じる。今年度もあと1週間。
令和2年度をしっかりと締めくくり、令和3年度の準備に心を込めて丁寧に取り組まなければならない。
本日はここまで。