招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 5/10

さて、いよいよ明日から「第一学期中間考査」の始まり始まりーである。
今夜は、ひとコマ目の学習が終了した長崎日大の男子寮「明倫館」を訪ねてみた。

「寮=家」、外では肩肘張って意地張って、かっこつけて頑張っている中高の男子諸君が、色々とあっても寮に帰ってきたら「ホッとできる」。そんな空間であってほしいと願い続けている我らが明倫館である。

まず、寮生のみんなが元気に生活していることに安心する。

集中の度合いはともかくとして(笑)、学習時間には全員懸命に机に向かっている姿が微笑ましい。

ある生徒が、古文と漢文の試験範囲の教材を抱えて近づいてきた。

「どうしたの?」と尋ねると、テストまで時間がありません。他の教科もやらないといけないので、国語にかけられる時間があまりないんです。

「ここだけはやっておけ」というところを教えてください。とのことであった。

まあ、簡単に言えば「ヤマを張ってください」ということだなと理解した。

「はずしても文句なしだよ。」という約束の下、数カ所を指摘し、ちと説明した。

「わかりました。ここだけはやっておきます。(おいおい他も少しはやっとけよ)」とさわやかに語り、少年は自室へ。さて、結果はいかに?である。

以前、毎日のように寮を訪れていた頃を思い出した。

親元を離れ、たくましく成長している少年たちに元気をもらって帰路につく吾輩であった。

本日はここまで。

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