中間考査直前の週末である。
校内では高校総体に向けて、半分練習、半分テスト勉強といった部活動の皆さんが頑張っていた。
皆さんの練習を見ていてよく思うことがある。
監督さんやコーチの皆さんの指導・助言を受けて、すぐにプレーに反映できるときと何回言われてもできない場面があることである。
吾輩も経験があるが、なかなか受けた指示通りの動きをするのは難しい。
だからこそ、「練習後の記憶の整理」と「目的意識を明確にした次の練習」が大切なのである。
これは部活動に限らず、万事に通じることだろう。
一生懸命、練習する。授業を受ける。模試を受ける。質問するなどなど。
様々な取り組みの中で大切なことは「振り返り、整理して、次の課題を意識して、また取り組む」、この繰り返しなのだと思う。
近頃の先生方の指導を見ていると、昭和の高校生だった吾輩の感覚からすると、実に丁寧で根気強い。
とはいえ、生徒さんの意識を求めるためには、教える側の意識と技量の向上が不可欠である。
長崎日大のみんなで学び続け、実践していくしかない。
長崎日大での教育活動において、「適切な言葉による指導と学び」をより充実させていきたいものである。
人の話を聴ける。理解できる。自分の中で考えることができる。言葉によって話し合うことができる。自分の考えを言葉で表現できる。
輝いて生きていくための力である。
スポーツにおいても芸事においても、学習においても「理屈抜きで取り組まなくてはならないトレーニング」が必要なことを吾輩は否定しない。
しかしながら、そこで留まることなく、満足することなく、さらにその上に積み上げてほしいものである。
長崎日大に集う生徒さんたちと先生方であればそれが充分に可能であると確信している。
さて、時間を有効に使って、練習と学習に努める中、校内のトイレなどの清掃も自主的に行ってくれている生徒さんの姿があった。
これもまた、有り難しである。長崎日大の誉れである。
本日はここまで。