長崎日大に「Chromebook」がやってきた。
昨日と今日で、6月のはじめから始まった「Chromebook」の受け渡しが、中学生から高校生まで全員に対して進んでいる。
「初めが大事」ということで、学年ごとに特別時間割を組んで、丁寧な使用上の説明、ルールやマナーについてのレクチャーを行った。
テクニカルな説明はもちろんであるが、やはり気をつけたいのは一般的な規範を守った学びに向かって欲しいということだろう。
ご存じの「拍手が起こる生徒指導」肥田剛一先生の説明にも熱が入っていた。
教育現場において、各自がそれぞれの端末を持ち、学びに活用するというスタイルは既に珍しいものではなくなっている。
しかしながら、拙ブログにおいていつも申し上げているように「上滑り」ではいけないのである。
一人一端末の導入はスタートであってゴールではない。ここからが勝負である。
大上段に振りかぶって「新しい教育を始めるぞ!」と力んでしまうのもよろしくない。
大切なことは日常の落ち着いた学びの積み重ねの中に、より良くするための工夫を加えていくことなのである。
あの手この手で生徒さんたちの興味関心をかきたてて、学びを活性化させていくことが大切なのである。
そのためには、吾輩たち自身も学ばなければならない。
考えなければならない。
試行錯誤を繰り返さなくてはならない。
拙ブログにおいて何度か取り上げた言葉であるが、
『学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない』
サッカーの前フランス代表監督のロジェ・ルメールさんの言葉である。
未だに「ガラケー」が手放せないアナログな吾輩なのであるが、チャレンジの時期かなと考えている次第である。
長崎日大に、新しい風が吹く初夏である。
本日はここまで。