月またぎで、大分県で開催された研修会に参加してきた。
「令和3年度私立学校初任者研修九州地区研修会」というもので、九州各県から多くの若手教員の皆さんが集まり、実のある研修が実施された次第である。
吾輩も九州地区運営委員の末席にいることから、本校の期待の若手である堀尾先生、長沼先生とともに、2泊3日の研修会にフルタイムで参加してきた。
研修の内容は、講演とグループ討議で構成されていた。
招聘された講師の皆様はどなたも素晴らしい実践者、研究者であり、若手の先生方のみならず、吾輩たちにとっても実に勉強になるご講演をいただいた。
「CreativeClassを目指す教育こそ未来を担える」
「これからの社会において教師に何が期待されているのか」
「元気の出る生徒指導」
「未来を創造する子どもたちに必要な力を育むために」
「新学習指導要領と授業改善について」
「理系でもあり文系でもある生き方」
このような演題を並べただけでも興味・関心をそそられるのではないだろうか。大学の先生方、実業家の皆様、文部科学省のお役人と、それぞれの立場からのご教授をいただいた。
若手であっても古手?であっても、学び続けることは大切であり、不可欠なことである。
以前にも申し上げたが、
「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない。」のである。
すべての研修を通して共通していたことは、
「学び続けることの大切さ」を前提とし、「アップデート、つまり、本質、基礎基本は変わらなくても、新しいチャンネルを増やしていくこと」が求められるということだった。
たとえば、「オンラインでいいこと」と「オフラインがいいこと」を区別すること、リモートとリアルのバランスを図ること、改革、改善は必要だけれど、無理なく継続でき、誰にでもできるものから始めること、無理なく楽しみながらチャレンジすることなどである。
研修会の最後にご挨拶をする機会があり、吾輩は参加した若手の先生方に、
「研修会終了がゴールではなくて、スタートです。それぞれがこの研修で学んだことを各学校に持ち帰って、何か一つでいいから始めてみてください。チャレンジしてみてください。若い先生方はそれぞれの学校における刺激的な存在であってください。」とお願いした。
新学習指導要領、アフターコロナ、GIGAスクール構想に伴う一人一端末の配備等々、様々に新しい風が吹く令和の学校教育である。
生徒さん、保護者様とともに、学校としての進化、アップデートを目指したいものである。
ただし、不易流行である。軽挙妄動、表面的な新しさに踊らされず、上滑りしないで、本質を見失わずに、である。
本日はここまで。