招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 9/6~8

さてさて、先週も申し上げたように、感染対策が続く9月第二週である。

ここから進路実現に向けての正念場を迎える高校3年生の皆さんをはじめ、学習にスポーツに文化的な活動にと長崎日大が「全員で全力で全うする」秋なのである。

多少の制限があっても生徒さんたちは元気に日常生活を送っている。

「できることをできるだけ」の感染対策に努めつつも、慎重に着実に学びの歩を進めていかなくてはならない。

生徒さんもであるが、吾輩たち教える立場にある「先生」もしかりである。

先日、国語科の御沓(みくつ)先生の公開授業が実施された。

同じ国語科と言うこともあり、吾輩もじっくりと見せていただいた。

今年から導入したクロムブックとプロジェクターを活用した授業は、チョーク&トークの時代しか知らない吾輩にとっては非常に新鮮であった。

 

また、御沓先生の懸命な授業はもちろんであるが、プログレスコース1年8組の生徒さんの反応の良さ、落ち着いた取り組みに感心した次第である。

公開授業後の国語科による反省会では、それぞれの先生方から温かくも厳しい講評、アドバイスが贈られていた。

研究授業・公開授業に限らず、「授業」において大切なことは、この授業で何を教えたいのか、学ばせたいのかという「本時の目標」を明確にすること、見失わないことである。当たり前だということなかれである。これが意外と難しいのである。

また、大前提として「自分の声が本当に生徒さんの心に届いているか。」ということも大切である。決して音声の大きさを言っているのではない。生徒さんの興味・関心をがっちり引きつけることができているかということである。
そして、忘れてはいけないのが、細かな確認である。先生は教えたつもり、生徒は教わったつもりになっていないかの確認である。発問でもいいし、小テストでもいい。

まあ口で言うのは簡単だが、なかなかにうまくいかない。しかし、だからこそ、先生も生徒も一緒になって一コマ一コマの授業を大切にしていかなくてはならない。一緒になって授業を創っていくんだという意識を持たなくてはならない。

プログレスコース1年8組の皆さん、御沓先生、よく頑張っていた。お疲れ様でした。ありがとうございました。

生徒さんも学ぶ、先生たちも学び続ける長崎日大でありたいと思った午後である。

本日はここまで。

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