昨日9日までは冬休みの部活動の練習や登校しての自主的な学習などで、生徒さんの姿がけっこう多く見られたが、本日10日、お天気も良くひなたぼっこ的に校舎周辺を歩いていると、
そこまでの姿は見られない静かな長崎日大である。
いよいよ明日から第3学期が始まる。
今週末は「大学入学共通テスト」、翌週は高校の特別入試が控えている。
気合い入れて頑張るぞと思っているところに、「先生ッ」と声が聞こえた。
誰かなと振り返ると、昨日成人式を迎えた卒業生の皆さんが母校を訪ねてくれたとのこと。
みんな大学の2年生、立派な青年に成長していた。しばらく話していると、コロナ禍の影響は確かに大きく、入学した当初はかなり途惑ったものの、現在は落ち着いて大学生活を満喫しつつ、充実した生活を送っていると笑顔で話してくれた。
不満や不運をかこつ言葉がでるかなと思っていたら、コロナ禍だからこそ、見えてきたものや活用が進んだもの、大切にしなきゃなと再認識したものがありますという言葉に続いて、大学での研究のことや国家試験に向けての取り組み、就職活動の準備など将来への頼もしい構想を聞くことができた。なんとも嬉しい成長を感じさせるものであった。
確かに、中学・高校生活はそれ自体が明るく楽しいものであってほしい。
しかしながら、卒業した後、「あの頃は良かったなぁ」と思い返すだけでは寂しいかなと思う。
冬休みに練習している部活動の様子を見ていると、卒業生がよく顔を出してくれている。つい先日、全日本ジュニアを制し、日本一となった柔道部の老野くんや昨年、U20日本選手権と関東インカレを制した陸上部の廣田くんの姿を見ることができた。
2人とも高校時代に全国のトップレベルへと成長してくれたアスリートであるが、大学進学後も成長し続けているんだなと嬉しく思った。
長崎日大を巣立っていった生徒さんたちが、スポーツに限らずあらゆるジャンルにおいて、高校卒業をゴールではなく、新しい世界へのスタートとして捉え、成長を続けていることが素晴らしい。
「あの頃があるから今がある。」「長崎日大で頑張ったからこそ今の充実がある。」と話してくれる卒業生の皆さん。これこそ長崎日大の誉れである。
本日はここまで。