昨日に引き続き、長崎日大の意欲的かつ魅力的な取り組みのご紹介である。
先般来申し上げているが、今年度、長崎県の「私立学校よかとこ推進プロジェクト」に採択され進めている、長崎日大の「教え方改革」は、先生たちがあらゆる学びを深め、それを共有し、生徒さんに提供することを目標の1つとしている。
コロナ禍にあって、なかなか「学びの機会」が制限された今年度であったが、先生たちは
校内・校外において鋭意「学び」に努めてきた。
昨日の職員会議ではそのプロジェクト6部会からの報告会が実施された。
昨日は生徒さんの取り組みであったが、本日は「よかとこ推進プロジェクト」関連の公開授業を紹介しよう。
ひとつめは、地歴公民科の「ダンディー」こと、池田先生の地歴公民科の授業である。アクティブラーニング部会~ユニバーサルデザインの概念を活用した授業~である。
世界史とユニバーサルデザインとの融合とは?と楽しみにして参観したが、生徒さんたちがより学びやすい授業空間、理解しやすい授業展開など細部にまで配慮の行き届いた内容であった。
同じく、アクティブラーニングの一環として、パワーズ先生の英会話の授業を拝見した。
そもそも英会話の学びがアクティブでないことはありえないと思う方もいらっしゃるであろう。しかしながら、パワーズ先生の授業には「Super」がつくほどアクティブであった。
「シャドーイング」のやり方の説明も丁寧で、クラス全員が懸命に英語で語ろうとしていた。パワーズ先生の「だまっちゃダメよ。」「日本語使わないで。」「怖がらないで、恥ずかしがらないで。」と学びを鼓舞する声が響いていた。
先の池田先生にしてもパワーズ先生にしても非常にパワフルである。元気のいい授業展開は見ていて気持ちの良いものである。
そして、それとは対照的に、ソフトな口調で生徒さんに寄り添う雰囲気の授業があった。
「数学科の賢者」守永先生の授業である。
今年度から本格導入したクロムブックは生徒さんの日々の学びや生活にかなり浸透してきた。皆さん、さすが、DigitalNative世代である。
とはいえ、まだまだ数学の課題や答案の提出に途惑っている向きもあるとのことで、本日は、ICT教育推進部会の公開授業ということで、守永先生の手ほどきが行われたのである。
以前から感じるのだが、守永先生の語り口や生徒さんへの関わり方はソフトであり、わかりやすい。数学の新単元の導入や今回のように初めてのことを修得していくには非常に効果的だなと思うのである。
それぞれの先生たちの取り組みは、まだまだ続く。
またご紹介しよう。
本日はここまで。