「春のいそぎ」と言えば、古典の世界では「新年の準備」ということを意味するが、長崎日大で進んでいる「春のいそぎ」は、「新年度の準備」「新学年の準備」となるだろう。
今般、活発に進んでいる取り組みがある。
中学校や高校のクリエイト、アカデミー、プログレスのそれぞれのコース、そして、デザイン美術科において、「次年度(に向けての)オリエンテーション」が実施中なのである。
大きな集会の形はとれないので、小規模な集まりか、リモートでのオリエンテーションとなったが、その内容は非常に充実していた。
特に、各コースの先輩たちによる一学年下の後輩たちへのアドバイスは非常に魅力的であった。
まさに、今経験したばかりの1年を振り返って語っているのだから説得力がある。
「新高2・高3生になるにあたり、自覚と心構えを持つきっかけとする。コースの理念に沿った進路実現に向けた意識向上と、現状の学園生活における課題を明確にすることで次年度の円滑なスタートを切るための機会をしたい。」
との目的で進めている企画であるが、予想以上の充実である。
真剣な語りあり、ユーモアもあり、そして、リアルなるがゆえに、それを聴いている後輩諸君の食いつきがいい。
先生たちが笑顔で聴き入っているのもいい。
学年末の春のひととき、生徒たちはみんなで価値ある空間を創造し、良い時間を過ごしているなと感じた。
これもまた「長崎日大ここにあり」である。
本日はここまで。