招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R4 3/25

水曜日の高校の合格者登校日に続いて、本日は、中学校の合格者登校日である。

  

高校に入学してくる皆さんももちろんなのであるが、中学に入学してくる小学校を卒業したばかりの私服姿の皆さんを見ていると、改めて「さあ!ここから始まるな!」と気が引き締まる。

保護者様は本館2階のビジュアルホールにて、縷々説明を聴いていただく。

その間に、新入生の皆さんは4階のスカイホールでのミーティングである。

吾輩が様子を見に行くとすでに英語の画像を見てのレクチャーが始まっていた。

真剣に見つめる眼差しと真っ直ぐ伸びた小さな背中がかわいらしい。

まさに、「ここから始まる。」である。

吾輩が中学校の教頭を務めていた当時、毎年入学式の前日、新入生の皆さんの机ひとつひとつにあるプリントを置いていたことをふと思い出した。

そのプリントに記されていたのが、

E.W.ウィルコックスの詩、「運命の風」(The Winds of Fate)である。

同じ風を受けていながらある船は東に進み、またほかの船は西に進む。
行くべき道を決めるのは疾風(はやて)ではなく帆のかけ方なのだ。
海の風は運命の風のよう。
生涯という海路を辿るとき、
ゴールを決めるのは凪か嵐ではなくそれは魂の構えだ。

One ship drives east and another drives west
With the selfsame winds that blow.
‘Tis the set of the sails,
And Not the gales,
That tell us the way to go. Like the winds of the sea are the ways of fate;
As we voyage along through life,
‘Tis the set of a soul
That decides its goal,
And not the calm or the strife.

本日はここまで。

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