卒業式を終えた、昨日夕刻のことであった。
平成9年当時、高校1年生のときに担任を務めた学級の卒業生Iくんから連絡が入った。
昨夏の拙ブログにてご紹介したかと思うが、野球部の主将を務め、日本大学に進学し、卒業後、20年近くを経て、現在は東京は渋谷の道玄坂にオフィスを構える社長さんとして活躍しているIくんである。
現在の監督である平山先生のふたつ下、部長である山内先生のひとつ上ということだった。3人とも野球部主将経験者である。
夕刻18時から20時近くまで思い出話とこれからの話が熱く続いていた。
吾輩が34歳くらいのときの高校1年生である。学校の話をしていると、
「先生もずいぶんと大人になりましたねぇ。成長したんですね。」と妙に感心されてしまった。
勢いだけで全力疾走していた頃の自分を思い出していささか恥ずかしかった。
部活動の厳しい練習の中、勉強もかなりうるさく言っていた担任である吾輩がIくんにかけた言葉を未だに覚えていてくれたのには驚いた。
有り難いことに、Iくんは良い形で覚えていたくれたが、長年の間には、吾輩の言葉をマイナスの記憶として残している卒業生もいるんだろうなぁとふと考え込んだ昨夜であった。
「ことちか(言葉の力)は、素晴らしく、そして、恐ろしい。
「人は口の中に薬と斧を持っている」という古い言葉があるように。人を救うのも傷つけるのも言葉である。
楽しい思い出話、嬉しい思い出話とともに、自分を戒めていかなければなと思う再会の1日であった。
本日はここまで。