招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R4 9/17

「台風14号最大級警戒を!」という言葉が、巷で叫ばれる中、長崎日大でも日程変更などの対応・対策を進めている。

 

そのような中にあって、本日、土曜日は予定どおり、第22回となる「永田菊四郎杯弁論大会」が開催された。

中学校1年生から高校2年生まで、全員が1つのテーマ(今回は「変」※)について、自らの思いを言葉にし、提出された原稿の中から9名の弁士が選出された。

吾輩注 10代の中高生にとっては、自分自身の外見も内面も大きく変わっていく頃です。身の回りにある様々な「変」の中から、思いついたことや感じたこと、考えたことを言葉にしてもらいたいと思い、今回のテーマとしました。と、今回の実施要項に記されている。

さて、中学1年生から高校2年生まで、各コース・科から幅広く選出された弁士の皆さんの弁論がはじまった。

いずれ劣らぬ気持ちのこもった素晴らしい弁論であった。

今回は特に語り口にそれぞれの特徴が出ていて興味深かった。
例年以上の白熱した弁論大会ではなかったかなと思う。

現代社会では、SNSやソーシャルメディアが普及し、情報や 自分の考えを周囲に伝える手段が無数に存在する。

しかし、匿名ではなく、自分の姿を見せて、多くの人々に、自らの考えや思いを直接語りかける「弁論」は、出場する皆さんにとっても、その弁論を受け取る皆さんにとっても非常に貴重で、新鮮な体験だと思う。

気持ちのこもった真剣な弁論には、スポーツと同様に、人の心を 揺さぶる、感動を呼ぶ何かがあると、吾輩は信じている。

今年のテーマは、「変」、吾輩がよく口にする「感動」は、「感じて動く」と書く。何かを感じて動く、つまり、「変化」である。

そして、「今の自分を変えようとする意志と勇気」は、必ず「進歩」、「成長」につながる。

勇気ある価値ある表現者である弁士の皆さんが自分の言葉で熱く語る弁論を
全校の生徒さんがリスペクトの気持ちを持って受け止めている様子が嬉しかった。
お互いの異なる努力を認め合い、感動を共有する長崎日大にふさわしい弁論大会となったことを誇りに思う。

 

本日はここまで。

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