招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R5 12/16・17

先週の金曜日、土曜日と長崎日大の卒業生である永瀬貴規さんが母校を訪れてくれた。

  

柔道81㎏級の日本代表として来たるパリ五輪への出場が決定したことからの壮行会開催である。

金曜日は在校生を中心に、土曜日は長崎日大柔道部のOB会主催の壮行会となった。

完成したばかりのN.アリーナに集合した中学生・高校生は約1600人。

これだけ集まった上に、初の試みである「実技披露」のための畳を敷く面積がとれるという点に、N.アリーナの広さを改めて実感した次第である。

画像で伝わるかはわからないが、恩師である柔道部顧問の松本先生の絶妙な解説もあり、みんなが夢中になる素晴らしく楽しい光景であった。

 

さて、リオ五輪、東京五輪に続いて、3大会連続の出場となるパリ五輪である。

81㎏級という世界最高といって良い激戦区の中で、銅メダルと金メダルを獲得し、さらに3回目の出場という偉業の凄さはもはや言葉では言い尽くせない。

そして、それと同じくらい素晴らしいのが永瀬さんの変わらぬ謙虚さ、丁寧さ、優しさである。

いつ会ってもいつ話しても、高校時代から大学、社会人となっても変わらないのである。

壮行会で来校した際も現役高校生と全く同じトレーニングメニューを地道に真剣にこなしていたそうな。本当に頭が下がる。

生徒さんたちに永瀬さんが贈った言葉の一部をご紹介しよう。
私は幾度もの怪我や挫折をひとつひとつ乗り越えてここまでたどり着きました。皆さんもこの先たくさんの困難に直面することでしょう。どうか諦めずに自分自身の可能性を信じて頑張ってください。

高校時代における怪我を乗り越えてのインターハイ制覇や再起が危ぶまれるほどの大怪我を克服しての東京五輪金メダルなどを体現してきた永瀬さんの言葉だからこそリアルである。

中学生、高校生のみならず、先生たちや吾輩まで背筋の伸びるような言葉である。

永瀬さん、本当に有り難うございました。また、柔道部OB会をはじめ、壮行会のためにご来校いただいた皆様、心から御礼申し上げます。

本日はここまで。

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