招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R5 12/9

プレーヤーとしては、長く全日本のスーパーエースとして活躍し、指導者としても東京五輪の男子バレーボール日本代表の監督を務めた中垣内祐一さんが、長崎日大に登場したのである。

本校の保護者様による「育成会」の活動の一環として、中垣内さんの講演会が開催された。

トップアスリートとの対面とあって、多少緊張した吾輩(一番緊張していたのは、中垣内さんに少年時代から憧れていた女子バレー部監督の居石先生であったが)であったが、非常に気さくな中垣内さんのおかげで当日のご講演もであるが、前日からしっかりお話しをうかがうことができた。

示唆に富んだお話しをたくさん聴けたのであるが、最もインパクトが強かったのが「障害物はあなたに教えるべきことを教えるまでは消えない。」という言葉である。

生きていれば「障害物」というものに直面する。困惑し続けるだけでなく、逃げるのではなく、そこで学ぶことが大切なんだと解釈した。

もうひとつ、興味深いなと思ったのが、

人の成長は、
①新しい何かを知る。→調べる。
②何かに気づく。※「気づく力」の差が出る。
③何かを始める。→できないをできるに変えていく。
この①から③で進む。
という言葉であった。「確かにな」と思うと同時に、学校で生徒さんたちと一緒に学んでいる吾輩たちがその手助けをしないといけないんだよなと改めて感じた。

新しいものを教える。調べ方を教える。何かに気づかせる。始めたことを見守り承認していく。などなどが学校の先生たちの役割なのである。

熱く語っていただいたうえに、講演後、バレー部のご指導までいただいた中垣内さんをはじめ、価値ある講演会を企画していただいた育成会研修部の皆様、当日ご参加いただいた皆様に深く御礼を申し上げる次第である。

本日はここまで。

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