もうひとつ、夏休みに入ってのことである。先週末は「長崎県中学校総体」が開催された。
我らが日大中からも、柔道、陸上、テニス、水泳と出場した。
長崎の実力者が集まる南山中さんとの決勝戦を辛くも制した柔道部が驚きの団体優勝4連覇、個人でも平井くん、梅野くんが優勝し、「全中」への出場を決めた。
中学校入学時点のあどけない少年の表情が少しずつ青年の顔となっていく。身体も逞しくなっていく。
柔道部に限らず、中学生の成長は驚異的である。
中学校柔道部の指導、試合のときの声かけなどを見ていると、高校生とはひと味ふた味違うなと思うことがよくある。
端的に言えば「返されていいから」「負けていいから」という表現である。高校ではまず聞いたことがない。
中学時代は勝ちにこだわりすぎることなく、後につながる「柔道」をやらせたいという願いがこもっているのだろう。
柔道しかり、学習しかりである。
もちろん、それぞれの発達段階に応じた鍛錬は必要である。
しかし、中高一貫であれば、6年間を見据えた指導ができる。
すでに「全中」出場を決めている陸上の井上さん、九州大会へ出場するテニス、水泳の皆さんもここからの上位大会に向けて頑張っていただきたいものである。
中学生は、結果だけを求めすぎることなく、大会での経験を成長の糧として前進してほしいものである。
この夏休み、楽しみつつ、頑張り、ひと夏の成長を遂げるであろう日大中の生徒さんに期待している。
本日はここまで。