「後生畏るべし」とは、「論語‐子罕」の「後生可畏、焉二来者之不如今也」からきた言葉であり、国語の漢文の初期の教材にも登場する。
その意味するところは、「 後から生まれてくる者は、これからどれほどの力量を示すかはかり知れないから、おそれなければならない。」というものである。
まあ、若い世代の可能性の大きさを語ったものである。
先般、まさに「畏るべし」と思うことがひとつ。
本校卒業生である山崎賢人さんが、コペンハーゲンで開催された「自転車世界選手権」の「ケイリン」を制し、見事!世界一!に輝いたのである。
山崎さんは高校時代はバレー部に所属、その後、日本大学に進学し、2021年当時、世界選手権やアジア選手権などでの活躍を耳にしていた。
とはいえ、山崎さんと自転車競技との出会いやその後の競技生活については吾輩も聞いてみたいと思っていたところである。
長崎日大の卒業生には、競技スポーツの世界で、世界レベルやプロのレベルで活躍している皆さんが多い。
しかしながら、高校卒業後に取り組んだ分野において世界王者となるというケースを吾輩は知らない。
まさに「後生畏るべし」である。
在校生の皆さんにぜひ話しておきたいものである。山崎さん、本当におめでとうございます。
そして、吾輩のこと覚えてくださってるかはわからないけど、在学中何度かお話ししたお母様にも心からの感謝をお伝えしたいものである。
本日はここまで。