「大学入学共通テスト」前、最後の連休となったこの3連休。自宅での集中を選んだ生徒さんもいれば、「登校して教室で!」と取り組んでいる生徒さんもいる。
「邪魔してはいけないな。」と思いつつも、激励のチョコレートを持って、ちとのぞいてみた。実に良い集中が見られ、さすがだなと感心しつつ、教室を出ようとするとドアに一枚の張り紙が。
けっこう古びたプリントに「第六感とは、執念のひらめきである。」と記してある。
「うーん、これは覚えがあるぞ。」と吾輩。
おそらく、10年近く前、大学入試と勝負していた最後の時代かなと思う。
故野村克也さんの著書にあった言葉だと思う。それに自分なりの解釈を加えて、プリントし、教室に掲示した覚えがある。
今読むと、「おいおい肩に力入りすぎじゃない。」と思う節もあるのだが、国語の教科担当としては、実に腑に落ちる言葉であった。
そして、今思うには、「これは受験のみならず万事に通じる」と。
「力むのはダサい。」「執念?論理的じゃないね。」などと揶揄されることが多い昨今の風潮であるが、やはり、「一生懸命」とか「執念」というものは大切ではないかなと思う。
プリントに記したように、「ひらめき=第六感とは、根拠に基づいた瞬時の判断」であり、根拠は日々の努力、工夫、分析、自省の常重ね・継続に基づくものなのである。
久しぶりに旧友と再会した気分であった。
本日はここまで。