招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R7 10/15・16

秋の取り組みが様々に進んでいる長崎日大において、今週のトピックとしては、何といっても「平和朗読劇」の鑑賞会が挙げられるだろう。

 

舞台芸術を通して、平和や命の尊さを未来の世代に伝える活動に取り組んでおられるアース・アート・プロジェクトという団体の皆様を招聘しての「朗読劇」鑑賞である。

この団体は2016年の初演以来、被爆地・広島や東京などで、朗読劇『アサガオの雫』の公演を重ね、戦争の記憶と平和への願いを語り継ぐために、朗読を通して平和の尊さを伝える活動を長年続けている。

各地の学校や公共施設でも広く上演されているのだが、今般、その出演者の中に、長崎日大の平成30年度卒業生である田中夢羽さん(日本大学藝術学部卒業後、全国的なミュージカルにも出演、現在は舞台俳優として活躍中)も参加しているご縁から、本校の同窓会の皆様の援助もいただき、今回の「平和朗読劇」鑑賞会が実現したのである。

会に先立って、吾輩からのご挨拶の中に、

平和のためにできることは何だろうと問えば、大きなテーマになりそうですが、意外と大切なことは身近な所に存在していることがわかります。平和は今日のような機会をとおして「平和について考えること」、そして、「小さなことでいいから行動に移すこと」この2つから始まります。たとえば、どんな時も笑顔を忘れずにいること、周囲の人に温かく接することなどです。私たち一人ひとりが、平和について考え、行動に移すことが、平和の実現の大きな源になっていきます。
という言葉を入れてみた。

「朗読劇」というあまり慣れないスタイルであったが、夢羽さんはじめ、演者の皆さんの演技力のすごさもあって、引き込まれたかのように聴き入る生徒さんたちの姿勢は素晴らしく、演者の皆さんからも感謝の言葉をいただいた。

アース・アート・プロジェクトの皆さん、後援いただいた同窓会の先輩方、ご来校いただいた保護者の皆様、そして、生徒さんたち、本当に有り難うございました。長崎日大にとって貴重な時間となりました。

最後に、田中夢羽さんのこれからのご活躍を切に祈ります。

本日はここまで。

 

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