招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R7 10/19・20

諫早は白木峰のコスモスもいい感じで花をつけ、ようやく秋の気配が感じられる週末である。

土曜日には秋の恒例である「人権教育映写会」が実施された。

毎年、様々な角度からの「人権に関係する映像」を鑑賞し、生徒さんが「人権」というものを意識する、自分事として考える契機としていただきたいという願いを込めて行っている学校行事である。

 

今回は、「いじめ~それぞれの思い、それぞれの言い分」という映像の鑑賞であった。

複雑化、多様化する社会において、「学校」という思春期・青春期を生きる生徒さんたちの空間。様々なことが起こる。

生徒さん同士はもちろんのこと、吾輩たち「先生」と呼ばれる立場も「それぞれの思い」というものを慮っての行動が従前以上に必要だと思う。

そして、何よりも大切なのは「言葉」「対話」である。それぞれの思いや言い分は食い違うこともあるだろう。それをすりあわせたり、腑に落としたりしていくのが「言葉」「対話」ではなかろうか。

真剣に映像に見入っている生徒さんたちの横顔を見つめつつ、そう思った。

土曜日、併行して「入試個別相談会」が図書館で開催されていた。小学6年生や中学3年生の皆さんにとってはいよいよ進路選択の正念場である。

自分の適性とそれぞれの学校の特性、ここにも「言葉」「対話」が必要である。

生来の粗忽さを自認する吾輩であるが、「言葉」「対話」の大切さを改めて痛感する秋なのである。

本日はここまで。

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