招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R7 12/13

今週の最後を飾るのは、長崎日大が誇る保護者様の会、育成会の活動である。
日頃から、生徒さんたちに負けず、大活躍の保護者様たちであるが、今回も素晴らしい企画を実現してくださった。

長崎日大の育成会の活動は多岐に渡るが、今回の企画は育成会研修部の皆様を中心としたものである。

研修部は隔年で「日本大学各学部見学ツアー」と「教育講演会」を実施している。

今年は「教育講演会」の年にあたり、元フジテレビアナウンサー笠井信輔さんをお招きしての開催となった。

ご存じの方も多いかと思うが、笠井さんは2019年、がんを発症した。それ以降、抗がん剤治療をはじめとする闘病生活を送りつつも、隠すことなくその経過を発信し続け、社会復帰後もあらゆる活動をとおして、同様の状況に苦しむ患者さんやそのご家族を励まし続けている。

今回は、がんとの向き合い方も含めて、3人の息子さんを育てた経験談など、保護者様のニーズに応えようとする配慮あふれる内容を絶妙のトークと情熱あふれる姿勢で披露していただいた。

1963年生まれ、笠井さんと同い年の吾輩であるが、まだまだ「死生観」というものには到達できない俗物である。

一度は「死」を意識する経験をしながらも、自らの経験をとおして広く世のため人のために社会的活動を意欲的に勧めている笠井さんの姿に大いに刺激を受けた次第である。

人生何が起こるかわからない。人間いつかは死ぬ。だからこそ、今日この1日、この出会い、この会話、この一瞬を大切にしなければならない。精一杯生きなくてはならない。学びの多いひとときであった。

笠井さん、企画いただいた育成会の皆様、参加いただいた保護者様、先生たち、皆さんと良い時間を過ごせたことを心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

本日はここまで。

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