水曜日の放課後、中学校2年生の皆さんが、いくつかのグループに分かれて何やら相談事のようである。
「何やってるの?」と話しかけてみると、明日の「長崎英語さるく※」の相談してます。」とのこと。
なるほど、毎年この時期に行っている日大中恒例の「長崎英語さるく」である。
吾輩注※ 説明しよう。「長崎英語さるく」とは、長崎日大の中高一貫教育の柱であるGEP(グローバル・エデュケーション・プロジェクト)の一環で、中学2年次の取り組みである。多彩な国々から留学している国際学生の皆さんを長崎日大にお招きして、学校だけではなく、長崎の名所・旧跡と言った場所を案内する。しかも、その説明を英語で行う。英語運用能力と郷土研究の両面での学びを刺激する取り組みなのである。
これも平成21年度のGEPのスタートから続いている恒例行事なのである。
同時期に行われた中学3年生の「修了研究発表※」もしかりである。
吾輩注※ またまた説明しよう。
これまたGEPの一環で、中高一貫の中学課程修了を迎える中学3年生の皆さんが、おのおの設定した研究テーマを温めて、パワーポイント等デジタルを駆使しての研究発表を行う取り組みである。研究テーマは自由であるがゆえに多彩である。このテーマをその後も温め続け、学び続けて、高校でのプレゼンテーションの題材や進路決定の柱としていく生徒さんも少なくない。
今回の「終了研究発表」は全員参加のクラスでの公開であったが、その中から選ばれた生徒さんは今後の「文化発表会」などでも発表をご披露する予定である。
懸命に発表するお子様をハラハラしながら見つめる保護者様たちと生徒さんの頑張りを優しい微笑みを浮かべて見つめるクリエイトコース長の副嶋先生の姿にほっこりした午後であった。
日大中には年間、6年間を通しての「恒例」がたくさんあるが、そのどれにも「学び」と「楽しさ」、そして、知的好奇心をかきたてる「ワクワク」があってほしいものだと思う吾輩である。
ここ数日の、中2、中3の皆さんの取り組む姿・表情を見ているとそれが実現できているなぁと嬉しくなった次第である。
本日はここまで。