さて、第3学期、いや、令和6年度を締めくくる終業式である。
生徒の皆さんのこの1年間の頑張りに対して感謝と敬意を表したい。
この1年、年度当初の始業式、入学式、対面式に始まり、各学期の始業式・終業式において、吾輩の話のテーマは「継続」という意識にこだわったものであった。
もちろん、その時々に応じた内容ではあるのだが、年に数回しかない機会であるなら、何かひとつ一貫したものがあってもいいかなと続けてみたのである。
最後の機会となる本日も以下のような内容で締めた次第である。
まずは、この春休み、自分自身の「継続と修正」についてを考えてみてください。「継続と修正、そして、その継続」と続くこのループは皆さんの成長と成功につながっていきます。小さな継続と修正を積み重ねて、成功につなげていきましょう。
最後になりますが、今の世の中では、たたきやすい他者をガンガン攻撃することなど、刺々しくギスギスした事柄が増えたような気がします。SNSトラブルや何の関係もないのにいきなり暴行を受けるなどの事件も多く耳にします。難しい時代です。危険な時代です。皆さんの身の回りにおいても、ちょっとした不用意な言葉やうかつな言動によって大きなトラブルが発生する危険性は存在しています。しかし、私たち長崎日大は、生徒さんも保護者の皆さんも先生たちも、みんなで力を合わせて、この難しい時代を乗り越えていかなくてはなりません。
私たちの目標として掲げている「感動日大」、感動を共有できる、生徒が主役の学校に成長させていくためには、自分と違う存在、自分と異なる努力をお互いに理解し、尊重するという考え方、人としての思いやりが必要です。これはなかなか難しいことです。でも、長崎日大の大きな課題であり、皆さんの将来に向けて何よりも大切なことです。生徒さんも先生たちもみんなで取り組んでみましょう。
皆さんが健康で、元気に、そして、少し成長して、来年度を迎えてくれることを期待して、3学期、そして、今年度の終業式のご挨拶とします。皆さん、令和6年度、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。
春期進学講座やぶかつどうなど、まだまだ続く3月ではあるが、ひとつの区切りとなった本日である。
本日はここまで。