昨日の土曜日は、今年度の「育成会総会」、「学園後援会総会」が開催された。
前日の雨など、足下の悪い中、たくさんの中学校、高校の保護者様にご来校いただき、感謝しきりの吾輩であった。
心からの感謝をこめてのご挨拶の最後に、
中学校生活、高校生活というのは、大きな成長を遂げる素晴らしい青春時代ではありますが、それと同時に多感かつ敏感な思春期、青年期でもあります。
目一杯頑張ることが出来る年齢であるとともに悩み多き時代とも言えます。
お一人お一人が、かけがえのない大切な存在である生徒さんを私たち長崎日大は、愛情を基本として、精一杯、守り育てる努力をいたしますが、まだまだ行き届かない点もあろうかと思います。
やはり、そこには学校とご家庭、保護者様とのより深い連携が必要です。
一番の窓口である担任をはじめ、部活動の顧問やコース長、科長など、ご相談の窓口はいくつも用意しております。何かにつけて、お互いの連絡・相談を密にして、周囲の大人が一体となって、大事な大事な生徒さんの健康・安心・安全・気持ち良くを守っていきたいと思います。
どうか、育成会の皆様が、あらゆる場面において、長崎日大の頼もしい応援団になっていただきますようお願い申し上げます。
と申し上げた次第である。
総会後に開催した、「育成会役員・学級理事 新旧歓送迎懇談会」にも多くの皆様にご参加いただき、涙と笑い、盛り上がりつつもしみじみとした「ジーン」とくる素晴らしい時間を過ごさせていただいた。
会場に入ると、そこには、「はじめまして」の方、「いつもありがとうございます」の方、「お久しぶりです(上のお子様のご卒業からしばらくあいての下のお子様がご入学)」の方、「私のこと覚えてますか(卒業生が保護者様となった)」の方とそれぞれの皆様と歓談できた。
お子様が高校を卒業し、今回で育成会役員を卒業なさった方は4名、4名ともにご兄弟・姉妹で長崎日大に通っていただいた皆様である。心からの感謝をこめて、力野理事長から、感謝状と記念品を贈呈させていただいた。
その後、その4名の皆様の思いをこめたスピーチと続いたのであるが、長い方は10年以上の日大ファミリーとしてのおつきあいである。
また、お母様が本校の卒業生(担任は3年間、力野理事長)、お父様(吾輩の少年柔道時代の後輩)が本校の卒業生という方もいらっしゃる。明倫館の寮監とその保護者様として出会った方、上のお子様が卒業して後、再び育成会役員にカムバックしてくださった方(描いていただいた似顔絵など大事にしますね。)、お一人お一人との思い出がよみがえり、吾輩の涙腺はもはや崩壊寸前であった。
当然のこととして、学校というところは、「お預かりした生徒さんを育て導いていく場所」である。しかし、あるときは、生徒さんや保護者様との関わりの中で吾輩たち教職員が学び、学校自体が成長していくこともある。
育成会役員の皆様をはじめ、これまで出会った本校のすべての保護者様、生徒さんのおかげで長崎日大(もちろん吾輩自身も)は成長してきたと心底思う。
驚くほど多くの生徒さんがご兄弟・姉妹と続けてご入学いただいているのは、本当に嬉しいことであり、平成の中盤過ぎくらいからは、力野理事長先生や吾輩世代の卒業生が今度は保護者様となって大切なお子様を預けていただくこともかなり増えてきた。
なんとも嬉しいことである。なんとも有り難いことである。
そのご縁を大切にし、ご恩に報いるためにも頑張らなきゃいけないなと思いを新たにした土曜日であった。
ご来校いただいた保護者様、本当に有り難うございました。お預かりしたお子様たちの学校生活を充実したものとできるように、生徒さん・保護者様・学校と力を合わせて進んでいきましょう。何とぞよろしくお願い申し上げます。
本日はここまで。